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【マンガ】最近になって、ドイツ語の大文字が1つだけ増えた理由

小文字の数は変わらず。

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 英語のアルファベットは何文字でしょうか。A、B、C……と指を折りながら数えてみると分かる通り、正解は26文字。大文字、小文字で分けると全部で52文字になります。文字はそうそう変わるものではないので、普段は英語を使わない大人でも、かつて学校で教わった知識で答えられるはず。

 しかし、ドイツ語では最近になって、大文字が1つだけ増えてしまったのだとか。一体、どうしてなんです?

解説

 ドイツ語には、英語にはない「エスツェット」と呼ばれる文字があります。これには小文字しか存在しないのですが、日本語でいうところの「ん」のように単語の始めには使われないため、そもそも大文字で書く機会が少なかったといいます。

 では、例えば、「映画のタイトルを全て大文字にしたいのだけど、エスツェットが含まれている」という場合はどうすればいいのか。「エスツェットの大文字は『SS(大文字のSが2つ)』で代用できる」ということになっており、書けないわけではありません。しかし、この文字の入れ替えをすると意味が変わってしまう単語もあり、完璧な解決策ではなかったもよう。

 海外メディア「The Local」ドイツ版によれば、エスツェットの大文字に関する議論は19世紀から存在し、ようやく2017年6月に導入が決定したとのこと。ただし、大文字の形は小文字とほとんど一緒で、ドイツ語に詳しくない人は何が変わったのか、全く気付かないかもしれません。


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