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ドイツの自動車メーカー「フォルクスワーゲン」が、同社を代表する小型自動車「ビートル」の生産終了を発表しました。
ビートルは1938年に生産が始まったフォルクスワーゲンを代表するクルマで、「タイプ1」という小型自動車がルーツ。カブトムシなどの甲虫に似たルックスから「ビートル」という愛称で多くの人々に親しまれ、1998年に後継となる「ニュービートル」が発売されました。タイプ1は2003年の生産終了までに2100万台が生産され、「世界一売れた自動車」として記録されています。
今回の生産終了の背景には、生産の軸を電気自動車へシフトしたいフォルクスワーゲンの狙いがあり、現行の体制のままでは計画を立てるのが難しいと判断。最終版となる特別モデル「ファイナルエディション」の発売をもって、長い歴史に幕を下ろすことになりました。
ファイナルエディションはクーペとコンバーチブル・スポーツの2タイプを展開。具体的な販売スケジュールや価格などは未定ですが、カラーバリエーションの中にはタイプ1の最終生産モデルで採用されたベージュとライトブルーをほうふつとさせるカラーリングが用意されるなど、歴代のビートルたちに対するリスペクトを込めたモデルとなりそうです。
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