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ハンバーガーチェーン「モスバーガー」を運営するモスフードサービスは、9月16日、「モスバーガー 茅野沖田店」が、保健所より行政処分を受けたことを発表しました。
「モスバーガー」での食中毒発生は、8月10日から23日の間に関東・甲信地域のモスバーガー19店舗を利用したことが分かっている28人が、腸管出血性大腸菌であるO121に感染していたことが判明したため明らかになりました。そして、9月10日にはモスフードサービスが謝罪コメントを発表していました。
食中毒発生以降、関係自治体および厚生労働省が調査を続けています。すでに「モスバーガー アリオ上田店」が営業停止処分を受けていましたが、今回あらたに「モスバーガー 茅野沖田店」が長野県諏訪保健所より行政処分を受けました。同店は、9月5日に保健所の店舗立ち入り検査を受け、2人の患者からの病因物質の遺伝子が一致していることが判明し、処分が確定したというものです。これに伴い、同店は2018年9月16日から18日までの3日間、営業停止になります。
モスフードサービスでは、食中毒の再発防止策を徹底していくことを告知。生鮮野菜は、より一層、有効性の高い洗浄、除菌方法の選定・導入。パティ(肉)、加工野菜(カットオニオン)、生鮮野菜の検査項目に関しては、これまでの検査項目に加え、さらに腸管出血性大腸菌O121なども検査項目として追加するとのことです。
(クラタマスミ)
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