状態異常の攻撃を持つキノコモンスターの出現により、パーティーで「混乱」からの「ラブコメ」が始まってしまうファンタジー世界を舞台にした漫画がTwitterで話題になっています。
混乱状態になるガスを放つパニックマタンゴが現れると、すぐさま「ガスきいた〜」と混乱したことを自己申告する女戦士。敵のマタンゴは「そんな早く効果でないンゴ」と否定しますが、女戦士は「だまってろキノコ」と剣を投げて刺し、勇者に突然「…いま混乱してるからへんなこと言っちゃうけど、好き、好き、ずっと好きなの」と迫ります。これが混乱の効果……?
戸惑う勇者に対し、さらに「どうせ魔王倒したらお姫様と一緒になるんだろ? だったら今のうち一回くらいいいじゃん」と強引な女戦士。このパーティーの危機に僧侶が「いかん!」と状態異常を治そうとしますが、女戦士が再び「うああ混乱してるから味方を攻撃ィ」と僧侶を殴って行動させません。あの、本当に混乱してます?
すると今度は「オレはお姫様とはいっしょにならないぞ」と勇者が口を開きます。「オレは最初からおまえだけだ」と女戦士を真っすぐ見て言い、混乱してると疑われると「オレには状態異常攻撃は効かない、知ってるだろ?」と返し、それに気づいた女戦士とラブラブな雰囲気に。勇者の告白返しにキュンとくる……ってなんだこの展開は!?
一方で、邪魔だとばかりに攻撃されたマタンゴと僧侶はその様子を見て、「なんだこれ」と今日一番の混乱状態になっているのでした……。2人の茶番に付き合わされた感がすごい。
投稿したのは、『バーサスアース』(週刊少年チャンピオン)原作やTwitter漫画「便利屋斎藤さん異世界に行く」シリーズで知られる一智和智(@burningblossom)さん。コメントでは、マタンゴの親切な解説や、女戦士の非情な剣ぶっ刺しに「笑いました」「ツボった」の声が寄せられ、また「僧侶が仲間にいるからその場で挙式ができる(笑)」という声や、「末永く混乱してください」と幸せを願う(?)声も。ここまできたら幸せになれよな!
画像提供:一智和智(@burningblossom)さん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- みんなのトラウマ・ロンダルキアの洞窟 「ドラクエII」への愛がこもった思い出語り漫画に共感の声
リメイク版ではマイルドになりましたが、オリジナルのファミコン版は……。 - 「王の首をはねた時から気になってました」 白馬に乗った王子様を待っていたら物騒な魔王様が来てしまった
不器用に頑張る魔王様かわいい……! - 寿命と引き換えにパワーアップ→今すぐ老ける 究極の選択を迫られる漫画が謎の説得力で笑い誘う
そっちかよ……! - 魔王「ラスボスになりたいです」面接官「その能力ちょっと面倒くさい」 ラスボスの採用面接が世知辛い
魔王も祈られる時代。 - 元勇者のママが授かった赤ちゃんは倒したはずの「魔王」! RPG風子育て漫画に「続きが気になる」「優しい世界」と反響
果たして勇者(ママ)は魔王(息子)との戦いに勝利することができるのか。 - おまとめ こぐまのケーキ屋さん:なかなくなったせみは、なにをしていますか? こぐまのケーキ屋さん(33)「せみのこえ」
夏休みを振り返って笑顔になるこぐまさんにほっこり。 - マシーナリーともコラム:補完が見事! 理想の二次創作! 解釈一致!!! なぜ人類はもっとアニメ版「美味しんぼ」の話をしないのか
世界は大体「美味しんぼ」でできている。 - 201X年、日本はチョコミントのブームに包まれた! 世紀末チョコミント4コマ漫画が話題に
チョコミント味より優れたフレーバーなど存在しねぇ!! - 夫婦で息を合わせて! 外出先で子どもを誘惑から”ディフェンス"する育児あるあるイラストに「うちもやる」の声
ナイスディフェーンス! - 「ゴリラが5回で話をまとめるのは無理でした」 『銀魂』やっぱり終われず「最終回の向こう側」掲載へ
「最終回の向こう側」は今冬発売の『ジャンプGIGA』に掲載される予定とのこと。 - 浦沢直樹、『週刊ビッグコミックスピリッツ』で新連載! 『20世紀少年』完結以来11年ぶり
10月6日発売号で。 - カエルくん、山へ登る 「ヤマノススメ」の影響で登山したオタクのルポ漫画が参考になる
瑞牆山(みずがきやま)に登ったときの様子です。 - 「電子書籍より紙の本を買ってもらえるとうれしい」――漫画編集者の意見に賛否 「出版のシステム自体に問題があるのでは」
「紙の本が売れないと、次巻も売れないと見込まれて部数が減る」という理由に対し、「電子書籍の売り上げも評価に含めればいいだけでは」との指摘が寄せられています。 - 心臓がギュッとなる 夢の中でしか会えなくなった父と娘を描いた漫画に「泣いた」の声
1人じゃないと教えてくれるのは、人ではないかもしれない。 - 猫は悲しまない生き物だと思っていた―― 猫同士の友情から見えた「猫の感情」を描く漫画に「泣ける」の声
せつないけれど知っておきたい大事なお話。