9月30日夜から10月1日未明にかけて関東地方を通過した、大型で強い台風24号。国営昭和記念公園や井の頭公園など都内各所で倒木が発生し、SNSに次々と写真が投稿されました。24号は朝には本州から遠ざかり関東では台風一過の青空が広がっていますが、現在も復旧作業に追われるところもあり、爪痕のすさまじさが今回の台風の強さを物語っています。
24号の中心の気圧は970ヘクトパスカル、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。関東では記録的な暴風により京王井の頭線や都営三田線、JR中央線など各線の線路内に木が倒れ、始発から2、3時間ほど運転見合わせが発生するなど通勤に大きな影響を及ぼしました。Twitterでは井の頭線の駒場東大前駅にて電車の上に木が覆いかぶさっている写真が確認できます。
また10月1日は「都民の日」で都の管理する美術館や公園などが入場無料となる日だったのですが、台風によって開園に影響が出た施設も。井の頭公園(武蔵野市)では巨木が根こそぎ倒れて公衆トイレを下敷きにしている写真が話題になっていましたが、その一角にある井の頭自然文化園でも開園時間を1時間遅らせるなど復旧作業に追われていました。
特に国営昭和記念公園(立川市・昭島市)の被害は大きかったようで、公式Twitterは朝から園内で巨木が倒れている写真を何枚も投稿しながら「数えきれないくらい樹が倒れたり傾いたり折れたり。。。。」とツイート。最終的に終日の休園を発表しました。一面のコスモスが一斉に横倒しになった写真もあり、秋のコスモスまつりの開催を不安視したり「立て!!立つんだ!コスモース!!」など応援する声があがっていました。公園自体の開園のめどは立っていませんが、早い復旧を願うばかりです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- X JAPAN、前代未聞の“無観客ライブ”を緊急生中継 YOSHIKI「みんなに元気を与えられるように頑張ります」
粋な計らいだ。 - かつてない揺れと40時間を超える停電 「平成30年北海道胆振東部地震」を体験して感じたこと
停電時に白ご飯をあたためる裏技も。 - 北海道の停電 地元コンビニ「セイコーマート」が車から電力供給して営業 広報「コードを常備している」
地震で北海道全土が停電する中、道内のローカルコンビニ「セイコーマート」が“車から電気を供給”して営業。マニュアル対応なのか取材しました。 - 「本当に助かりました。感謝しています」台風21号で孤立した関西国際空港 現場に居た当事者に利用客やスタッフのようすを聞いた
現地のようすやスタッフの対応について聞きました。 - 関電が「台風に備えた10個の事前チェックリスト」を公開 窓を全て施錠する、トタンを補強するなど
今からでもできる備えもあるはず。