映画「おかあさんといっしょ」を親子で見てきたレポ さすがの気配り、親子で存分に楽しめる工夫盛りだくさん
「子どもが騒いだら周りに迷惑かなあ」「飽きちゃったらどうしよう」という不安に対するフォローがバッチリ。
NHK Eテレの人気番組「おかあさんといっしょ」が放送60周年を迎える今年、はじめて映画となり9月7日から全国で上映されています。タイトルは「映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険」。
子どもを連れて映画館! というと「子どもが騒いだら周りに迷惑かなあ」「飽きちゃったらどうしよう」などと不安が頭をよぎりますが、そこはさすがの「おかあさんといっしょ」。親子が存分に楽しめるポイントがたくさん用意されていました!
子どもが飽きないさすがの気遣い
まず映画館に入場する時に、ぬりえや迷路などで遊べる「はじめてのあそびノート」がもらえます。映画が始まるまでの時間、このノートを使って子どもの気をひいておくことができます。ありがた〜い! また、映画の要素が随所にちりばめられているので、家に帰った後に子どもと「この子がこんなことしていたね〜」と一緒に振り返ることができたのも、とても良かったです。
そして上映中でも劇場内は真っ暗にはなりません。うっすらと明かりがついているので、暗いと怖くなってしまうお子さんにも安心です。子どもが歩き出してしまったときに見失ってしまう心配もありませんね。音響に関しても、普通の映画のように分厚いサウンドで大音量! というわけではなく、優しいです。
また、上映開始時に「この作品は歌ったり踊ったり、大声を出したり、たくさん遊べる映画です」と案内が出ます。場内もほぼ家族連れなので、泣いたり歩いたりする子がいても“お互いさま”の雰囲気に満たされて、とても過ごしやすいです。
実写とアニメの2本立て。だいすけお兄さんも登場
次に映画の内容ですが、上映時間は70分。実写とアニメの2本立てになっています。
前半の実写パートでは、お兄さんお姉さんたちが色んな乗り物に乗るおはなしが展開されます。「おかあさんといっしょ」で普段から聞き慣れた曲がたくさん流れてきて子どもたちもうれしそうです。映画オリジナルの新曲もありました。
実写パートではゲストとして俳優の満島真之介さんが出演されています。初めに出てきたときは「!?」となりましたが、意外と「おかいつワールド」に溶け込んでいます。というのも満島さん、歌のお兄さんになるのが夢だったということで、準備は万端だったのかもしれません。
さて実写パートが終わると、6分間の休憩が挟まれます。うちは休憩時間に子どもとトイレに行って帰ってきたら後半が少し始まっているような感じでしたが、これは致し方なし。
後半はチョロミー、ムームー、ガラピコが中心のアニメパートでした。ガラピコぷ〜のオープニング映像に似た感じの色調がかわいいです。内容は普段のガラピコぷ〜とは違ってアドベンチャー感があります。
アニメパートのゲストは横山だいすけさんと関根麻里さん。お二人とも普段とは結構かけ離れた声の出し方をされています。筆者の夫はだいすけお兄さんのライトファンですが、声の出演には全く気がついていませんでした(笑)。ちょっとだけ、だいすけお兄さんの無駄遣いかな〜? と思わなくもなかった。個人的にはもっと露骨に、かぞえてんぐさん登場からの強制カウント大会開催の流れがよかったです。
アニメパートではスクリーンの中のガラピコたちから場内のお友達に協力をお願いされる演出があります。ノリノリで反応する子、恥ずかしがる子、さまざまですが、子どももガラピコ達と一緒にたたかっている気持ちになったのではないでしょうか。
アニメが終わるとおなじみ「ブンバ・ボーン」タイム!実写パートに出てきたJALパイロットさんもなぜか踊らされています。
最後にはスクリーン撮影OKの時間も設けられています。スクリーンをバックに子どもを写したら記念になるよ!という粋な計らいだと思うのですが、うちの場合子どもをスクリーンからカメラの方向に向けるのは至難の業だったので、おとなしくスクリーンだけ収めさせていただきました。
全体的に子どもも大人も満足で、良い思い出になったなぁと感じています。公開から1カ月たっていますが、まだ多くの映画館で上映されています(だいたい日に1回上映になっているのでスケジュールを確認してください)。親子でどこに遊びに行こう? と悩んでいるパパママにオススメです。
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