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掲示板などの情報をまとめた、いわゆる「まとめサイト」の記事がヘイトスピーチに当たるかどうかを巡り、大阪市のヘイトスピーチ審査会は10月5日、意見書が提出されていた2件の記事について、どちらも「ヘイトスピーチに当たる」との考えを示しました。市のサイトに審査会からの答申(概要・詳細1・詳細2)が掲載されています。
審査会によれば、当該記事2件のうち1件は、記事自体が明らかに在日韓国人・朝鮮人に対する一層の差別や迫害・暴力を煽っているとして、ヘイトスピーチにあたると認定。もう1件については、表現の自由とも照らし合わせ、記事単体ではヘイトに相当するかどうか判断しにくいとしつつも、「コメント欄」による影響も併せて検討した結果、記事で差別的なコメントの投稿を煽り、やはり差別や憎悪を増幅しているとして、ヘイトスピーチにあたると認定しています。
同審査会がまとめサイトの記事をヘイトスピーチに認定するのは初。また、記事そのものだけでなく「コメント欄」も検討材料になるという前例を示した点にも注目が集まっています。なお、大阪市によれば検討にあたりサイト側にも連絡し、氏名や住所などの回答を求めたものの、応答はなかったとのこと。
各所の報道によれば、大阪市は今後はこれら2件の記事について、プロバイダー側に削除を要請するとのことです。
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