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ローポリCGっぽい見た目がかっこいい 100年かけて酸化させていくフル銅カウルバイク「サモトラシア」が美しい(1/2 ページ)

100年後が楽しみ。

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 日本の10円硬貨や家電製品など、身近なところにある金属「銅」を使って「時の流れ」を表現しようというバイクを使ったアート作品「サモトラシア」が海外で注目を集めています。

銅 バイク アート 海外
酸化で見た目が変化していくフル銅カウルバイク

 このバイクを作り上げたのはイタリアのデザイナー、MARIO TRIMARCHIさん。同国の金属を使ったインテリアを手がけるデザイナーズブランド「デ・カステッリ」との共同プロジェクトとなっています。

 古いゲームに登場するローポリゴンCGのようなボディには「銅」が使われており、複数のパーツを溶接して1つのボディを作り上げています。

銅 バイク アート 海外
銅で作ったカウルをバイクにかぶせる(画像はFacebookより)
銅 バイク アート 海外
力強さを感じるルックス

 このバイクに銅が使われているのは「酸化」がテーマになっているからで、空気中の酸素と結合(酸化)して見た目が変化することによって、視覚的に時の流れを表現するアート作品となっています。

銅 バイク アート 海外
アングルや光の当たり方で印象も違う

 このバイクが完全に酸化するまでに100年ほどかかるだろうと予想されており、その頃には現在の美しい輝きは失われ、緑色がかった黒ずんだボディになると予想されています。100年の時を過ごしたバイクには、次世代の人々へのメッセージとしての役割も与えられています。

春山優花里@haruYasy.

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