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AIが描いた肖像画、約4850万円で落札 作者名は“数式”

署名の代わりに、生成に用いられた数式が記されています。

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 AIの描いた肖像画が、アメリカの大手オークション「Christie's」に出品され、43万2500ドル(約4850万円)で落札されました。同社によると、AIが作ったアートの落札は世界初。


肖像画 落札された肖像画(Christie'sより)

 架空の「ベラミー一族」を描いたとされるこの肖像画は、フランスのアーティスト集団「Obvious」が手がけたもの。絵の右下には、署名代わりにAIに用いられた数式が記載されており、「名義はAI」であることを示唆しています。


署名 絵の右下を拡大すると、署名の代わりに数式が書かれていることが分かる(Christie'sより)

署名 Christie'sによる数式の清書

 制作に際しては、14〜20世紀に描かれた1万5000点の肖像画をシステムに学習させたとのこと。そのためか、生成された絵は時代性が不明で、おぼろげな空気を醸し出しています。


(沓澤真二)


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