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1930年代にBMWが作った幻の試作車と呼ばれているバイク「R7」を再現したカスタムバイク「ノスタルジア」が、海外のバイク好きの間で大きな注目を集めています。
R7は1930年代に当時のBMWが開発したバイクで、完全新規製造の4サイクル2気筒ボクサーエンジンを搭載し、BMWの新シリーズとしての展開が期待されたバイクでした。しかし、残念ながら販売には至らず、現在はBMW博物館で歴史の一部として展示されています。
BMW博物館で展示されているR7の映像
そんなR7を現代に蘇らせようという意欲的なプロダクトに挑戦したのは、海外のカスタムメーカー「Nmoto」。彼らが完成させたノスタルジアは、R7が持つ流麗なシルエットを忠実に再現しており、R7本来の姿に近づけるために96点ものハンドメイドパーツが使われています。
ベースとなっているのは現行モデルの「R nineT」で、より軽量に仕上げつつも、最大110馬力を発揮する1170ccエンジンを搭載。最高速度は140mph(約225キロ)で、現代のバイクと比べてなんら遜色のないスペックに仕上げられています。
ノスタルジアはNmotoの特設サイトにて受注生産の受付が行われており、ベース車込みで約550万円(4万9500ドル)となっています。
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