写真や動画を手書きアニメ風に加工するiOSアプリ「Olli」がプロの漫画家やイラストレーターも反応するなど、Twitterで注目を集めています。アプリの価格は240円。
アプリ自体は2017年4月にリリースされたものでしたが、2018年11月5日の深夜、イラストレーターの大槍葦人さんが「このアプリ面白い。っていうか勉強になる」と、自らの手を撮影した線画風動画を投稿し10万件近い「いいね」を集めたことから知名度が急上昇しました。
画像加工アプリは多数存在しますが、Olliの特徴はなんといっても人間味のある線や色合い。大槍葦人さんも「このソフトの凄さって、人間が拾いそうな線を拾うところなんですよね。不思議なほど人間が描いた絵っぽい」と、アプリの性能に言及しています。
Olliはフィルター付きの状態でリアルタイムに撮影することも、カメラロールからインポートして加工することも可能。フィルターはデフォルトで8種類あり、オプションで4種類を無料で追加可能。さらにアプリ内課金で最大14種類を追加可能です。
動画の場合はフィルターごとの加工になりますが、静止画はフィルター選択後さらに明るさや影の濃さなど細かな調整もできます。
Twitterでは実際に使ってみた人から「人混みで他人の顔が写り込んでしまうような場所でも、肖像権を侵害せずに音声入りで雰囲気を伝えられるのがいい」「アプリだけで実験漫画作ってみようかなって言っている人もいた」「背景作画の下絵とか使えるかも」といった声が見られました。また、フィギュアを撮影すると、まるで二次元の絵のように撮影できるという発見もされていました。
Olliを手掛けたのは画像加工系アプリを他にもリリースしている「Tinrocket」。Olliの他に画像を水彩画風に加工する「Waterlogue」、モザイク画風に加工する「percolator」、簡単にメモを書き加える「This」など、個性的なアプリを提供中です。
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読み取った画像からブラシやシェイプ、色を作ることも可能。