花王がベースメイクブランド「ソフィーナ プリマヴィスタ」をPRするWeb動画、「社内恋愛クラッシャーズ」を公開しました。「社内恋愛あるあるをリアルに描く」とのふれこみですが、登場人物のクセが強すぎて、「リアル」の意味を見つめ直したくなります。
主人公の百瀬かおり(27)は、エース社員の一条先輩(29)に片思い。少しでも距離を縮めようとランチに誘ったところ、唐突に四谷先輩(40)から大量の仕事を振られ、機を逸してしまいます。ここまではまあ分かる。
このように、百瀬の前には恋路をジャマする「社内恋愛クラッシャーズ」が次々と登場。エレベーターで一条と2人きりになれたと思ったら、“スライディング・ミセス”こと万城目(50)が割り込んできますし、営業先に2人で行けると思ったら、“軽薄の化身”のような新入社員・二宮(23)が同行するせいで台無しになってしまいます。登場人物がどんどん濃いめになっていく……。
百瀬は業務の終了後、部署内の飲み会へ望みをかけることに。“かまちょ課長”の五反田(37)や、“なんでも野球でたとえるおじさん”の三宅(37)、“週刊係長”の異名を持つ事情通、八島(33)を適当にあしらいながら、一条の隣席を目指します。しかし、「俺の若いころは……」と盛りまくった武勇伝を語る千田(50)に捕まり、逃れられぬまま飲み会は終わってしまうのでした。
そんな百瀬に、またとないチャンスが到来。帰る方面が同じだからと、一条がタクシーの相乗りを持ちかけてきたのです。しかし百瀬は、意外にもこれをスルー。窓に写った自分の化粧崩れを見て、自信を失ってしまったのでした。あっ、やっと化粧品の宣伝っぽくなってきた!
「本当の恋愛クラッシャーは、自信を持てない自分自身」のメッセージとともに、動画は閉幕。なお、全登場人物には経歴や相関関係などがしっかり設定されていて、その作り込みも見ものです。
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