誇り高き漢道を生きるオス猫の漫画がTwitterで公開され、その切ない結末に思わず涙ぐむ読者が続出しています。飼い主の女の子が成長し家を出て行った後に、彼が思うこととは…?
もふもふという名前の通り、長くて柔らかい毛が自慢のオス猫。「我輩は誇り高きオス猫」と自称するだけあり、あまり表情も崩さず、その生き方にはこだわりがあるようです。一方の飼い主はとっても表情豊かな女の子。学校から帰るなり、制服のままもふもふに抱きつき、学校での出来事を次々に報告します。そんな飼い主のことを、もふもふは「このやたらうるさい生き物はぐるぐる 笑ったり泣いたりぐるぐる忙しいので我輩は敬愛を込めそう呼んでいるのだよ」と紹介。もふもふもぐるぐるが大好きなことが伝わってきますね。
2ページ目では、ぐるぐるが号泣しています。どうやら“シツレン”してしまったようですが、猫のもふもふには“シツレン”がなんのことだかわかりません。それでも「旨いものでは無さそうだが…もふもふにはちと難しい」「だがぐるぐるよ 我輩はいつでもぐるぐるの傍におるぞ…」と、精いっぱいぐるぐるの気持ちに寄り添おうとしている姿勢が実にけなげです。“シツレン”はわからないけれど、早く元気になってほしいよね……。
月日は流れ、大人になったぐるぐるは家を出て行くことに。薬指に指輪をつけたぐるぐるの手が「じゃあね もふもふ」と優しくもふもふの頭をなでます。パートナーらしき男性も描かれており、昔は“シツレン”に泣いていたぐるぐるもついに結婚するようですね。悲しいお別れではありますが、もふもふは表情を変えません。「しかし我輩は誇り高きオス猫 何があろうとも甘えずおごらずツンと澄ますのが…」
すると、もふもふの目から涙が……。「愛しきぐるぐるよ 我輩たった今わかったぞ」「これが『シツレン』なのだな」誇り高いオス猫として振舞っていようと、本当は寂しくてたまらなかったんですね……。「我輩はいつでもぐるぐるの傍におるぞ」と約束していたもふもふ。大好きなぐるぐるともう一緒にいられない寂しさを”シツレン”と学んだ、切ない漫画でした。
この漫画を描いたのは折山(@oriyama89)さん。折山さんが描いたイラストや漫画を、Twitterやpixivで閲覧することができます。
画像提供:折山(@oriyama89)さん
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