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任天堂、著作物の利用ガイドライン発表 実況動画に著作権侵害を主張せず「体験が広く共有されることを応援したい」

ファンアートについても言及。

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 任天堂は11月29日、自社著作物に関する利用ガイドラインを発表しました。ガイドラインを適切に守り投稿した動画や静止画であれば著作権侵害を主張しないというもので、これまでグレーゾーンとされてきたゲームの実況動画なども認める内容になっています。



 任天堂は自社創作物に対し「お客様が真摯に情熱をもって向かい合っていただけることに感謝し、その体験が広く共有されることを応援したいと考えております」と説明した上で、具体的にはゲームの実況動画や紹介動画などを認めています。

 ただし利用者側の創作性やコメントが含まれない投稿などは「ご遠慮ください」としているので注意が必要。また、違法または不適切な投稿や公序良俗に反する投稿については引き続き法的措置を講じる権利を保持するともしています。

 ガイドラインは基本的に営利を目的としない場合を想定したものですが、任天堂が「別途指定するシステム」の収益化プログラムを利用した場合は、投稿を収益化することが可能。現時点で指定されている具体的なサービスはYouTube、ニコニコ動画/生放送、Twitter、Facebook、OPENREC.tv、Twitch。



「クッパ姫」などのファンアートは?

 クッパのファンアート「クッパ姫」がSNS上でブームになった件が記憶に新しいですが(関連記事)、任天堂は「Q&A」コーナーで、同ガイドラインが「任天堂のゲーム著作物を利用した動画や静止画を、適切な動画や静止画の共有サイトへ投稿することを対象としたもの」と説明。ファンアートなどの二次創作物については各国の法令上認められる範囲で行うよう呼びかけた上で、個別の利用が適法であるかどうかの問い合わせには回答できないとしています。

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