30年前のぬいぐるみの落とし物、大切に保管 致道博物館の神対応に「幸せそうなお顔してる」「持ち主見つかったら映画化決定」
お風呂に入れたり、手編みの服を編んであげたりと神対応。
山形県鶴岡市の致道博物館公式Twitterアカウントが投稿した、30年前のぬいぐるみの落とし物をいたわる投稿が温かい気持ちにさせてくれます。
30年前、博物館の駐車場に落ちていたというドナルド・ダックのぬいぐるみ。同アカウントは「去年30年ぶりに服を編んであげてすっかりドナルドダックらしくなりましたよ」と、新しい洋服を着せてあげた写真や、お風呂に入れてあげた様子を投稿しています。手縫いの新しい洋服を着て、ドナルドもなんだかうれしそうです。
ドナルドの服は、編み物が得意だという博物館のTwitter担当者が編んだもの。博物館側に取材したところ、もともとは服がボロボロになっていたのを見かねて、30年前の寒い冬に編んであげたのが最初だったのだそうです。担当者は約20年前に一度退職していましたが、5年ほど前に復職し、「まだあったんだ」と懐かしんでいたとか。
ドナルドのぬいぐるみは普段は事務所で預かっているとのこと。ぬいぐるみという性質上「持ち主からすぐに連絡がもらえるのでは?」という期待から、通常よりも長く保管してしまったといいます。
投稿を見た人からは「幸せそうなお顔してる ドナルドくん、良かったね」「あったかい気持ちになりました」「これで持ち主見つかったら映画化決定」と、大切に保管を続けてきた粋なはからいに心動かされたという声が多数寄せられています。
ツイートは1万回近くリツイートされており、このことがきっかけで持ち主が現れる可能性について博物館側は「当時の職員が何人かいますので、持ち主が現れた場合は当時の状況を説明していただき、内容が合致すればお渡しできます」と話していました。
画像提供:致道博物館(@chido1950)
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