集英社が運営する漫画投稿サービス「ジャンプルーキー!」で、投稿作品に「六芒星」を描くと非公開にされるという報告が投稿者から上がり話題になっています。
Twitterでの報告によると、非公開になった作品内の1ページに描いていた「六芒星」を別の適当な模様に修正したところ、作品の公開が再開されたとのこと。そのため、同じく理由がわからないまま作品が非公開になったユーザーに対して、漫画内に六芒星が描かれていないかチェックするよう注意喚起しています。
すると他の投稿者や漫画家からも、六芒星を修正したら公開された経験があるといった声が。さらに以前からそういった例があることに注目が集まり、Togetterでまとめられるなど話題になりました。いずれも編集部などから指摘されたわけではないため明確な理由は語られていませんが、十字架や六芒星のようなシンボルは、海外ではしばしば宗教的シンボルとして扱われるため、そのためではないかといった指摘が寄せられています(実際に「遊戯王カード」や「ドラゴンクエスト」シリーズなどでも、六芒星や十字架マークなどが別の模様に差し替えられた例がある)。
そこで集英社に問い合わせたところ、ジャンプルーキーでは同サービス内に示した「利用規約および利用ガイドラインに沿って適切に運営しております」との回答。ちなみに利用ガイドラインには、禁止事項として性的・暴力的・差別的表現の次に、禁忌とされる表現(「国際的に強く禁忌とされる表現」「ハーケンクロイツ、コーラン、預言者ムハンマド(マホメット)の肖像等」)と書かれており、恐らく「六芒星」はこれに該当する行為だと思われます。
なお、運営先が違う他の漫画投稿サービスでは六芒星が描かれていても掲載されるといった報告もあったりと、業界すべてで禁止されているわけではないようです。とはいえ、世界的に見てデリケートな表現であるのは間違いなので、他の図形も含め、特にWeb上で公開される作品では少し気にしてみると、削除や非公開にならずに済むかもしれません。
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