アロンアルフアの東亞合成が、5月に公開したアニメ広告動画「くっつけ青春プロジェクト」の完結編「ツキの神様!」を公開しました。青春ドラマ一直線な物語の完結となる今回、最後はヒロイン今直築乃(いますぐつくの)がガンダムになりました。なんでだよ。そういう話じゃなかっただろ。
動画は築乃が胴上げされているシーンから始まり、「偏差値29の女子高生が最難関接着率を誇る大学に合格した、話」というどこかで聞いたことのあるようなキャッチコピーから始まります。そうだね、ビリギャルだね。
プラモ好きの築乃は、現在高校3年生。プラモデルと恋愛に熱中するあまり勉強がおろそかになり、偏差値が29まで落ちていました。1話の「君に、くっつけ!」では別に成績の話はなかったはずなのですが、だいぶ駄目になって帰って来てしまったもよう。
恋人の九津剛(くっつつよし)は、築乃の成績を見て画面が白黒になるほどの衝撃を受けます。どうにかしようと、築乃に、東亞ハイスクール接着予備校を紹介してあげました。
東亞ハイスクール接着予備校で待っていたのは、「今でしょ」と言い出しそうな雰囲気のある速志修理(はやししゅうり)先生。現役接着(ごうかく)の液(エキ)スパートとして知られている伝説の講師です。アロン式接着メソッドなる怪しい学習法で、最難関の東大(東亞合成大学)に向け築乃の成績をぐんぐん上げていきます。
しかし、志望校の接着(ごうかく)へはまだまだ程遠い成績の築乃は、過労からかダウン寸前の状態に。そこへプラモ屋で父の創造(つくぞう)が現れ、速志先生に「築乃をこれ以上苦しめないでください先生!」と泣きながら懇願します。そんな父の体は、まるでガンダムのようでした。なぜ。
しかし、めげずに勉学に励む築乃。回想シーンでアロンアルフアを使って灯台の模型を大量に壁に貼り付けるなどの奇行(東大とかかっている?)に走りながらも合格に近づいていきます。なお、前回壁にくっつけていた船の模型は現在もそのままでした。位置的に3回ぐらい頭をぶつけてそうなのですが大丈夫でしょうか。
そしてついに迎えた試験当日。特に何の説明もなく、築乃の体はガンダムのようになっていました。なぜ……。世界は変でも築乃だけはまともな方だと思ってたのに、最終的に一番のイロモノは築乃になってしまいました。こんな築乃は見とうなかった。「築乃いきまーす!」じゃないんだよ。
……というのを東亞合成の社員が妄想していたというのが、今回の話でした。またかぁ。
よく分からない内に終わってしまった「くっつけ青春プロジェクト」ですが、取りあえず東大合格おめでとう、築乃。なお、1話に出てきたライバル的なキャラ2人は、完結編には一切出てきませんでした。ひどい。
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