NHKが謎ワード「平成JUMP」に言及し、Twitter民の反響を呼んでいます。アイドルグループの「Hey! Say! JUMP」のことじゃない……だと?
NHKのTwitterアカウントが、「昭和生まれの人が平成の間に結婚しないことを、"平成の時代を飛び越える"意味で、ネット世界で使われる言葉です」として「平成JUMP」を紹介。ところが(アイドルグループ名以外として)聞き慣れない言葉に、Twitter民も困惑気味となりました。
なかなか思い出せないのも無理はありません。実はこの言葉、今年の1月にあるTwitterユーザーが「平成を未婚のまま通り過ぎる昭和生まれの人を平成JUMPって呼ぶの草」と投稿したツイートが6万回以上リツイートされたのが発端でした。
「平成JUMP」は2018年に流行っていた……?
少なくともNHKのツイート直前はほとんど言及無し
直近3カ月間(9月16日〜12月14日)のツイートを見てみると、NHKの投稿まではほとんど話題にはなっていなかったことが分かります。
長期トレンドを見てみると、ちょいちょいバズってた
一方で、1月に2万9900回、5月に2万811回言及されていることも分かりました。やはり全く話題になっていなかったわけではありません。
「平成JUMP」という言葉、Twitterではどのように受け止められた?
1月と12月の「平成JUMP」に言及したツイートを調べると、1月は「ポジティブ:78.6%、ネガティブ:21.4%」と、ポジティブに受け取る人が多かったことが分かりました。ところが12月のNHKのツイート後は「ポジティブ:22.2%、ネガティブ:77.8%」とネガティブなツイートが多かったようです。だいぶ下火になった表現を“定番ネタ”のように紹介された違和感から反発が起きたことがうかがえます。
「平成JUMP」ポジティブ/ネガティブの割合(1月)
1月のポジティブなツイート
1月のネガティブなツイート
ポジティブ/ネガティブの割合(NHKの投稿以降)
NHK投稿以降のポジティブなツイート
NHK投稿以降のネガティブなツイート
婚活関連ワードへのイメージは?
ところで、そもそも今回NHKのツイートは「多様性の時代の中、あなたはどう思いますか?」と締めくくっていた通り、平成最後の年において婚活に対するスタンスを問いかけるものでした。そこでこの調査では、婚活関連ワードとして「独身」「婚活」「結婚」をピックアップ。それぞれの言葉がどのように受け取られているのかを調べました。
「独身・結婚・婚活」の言及数
まずは2015年1月〜2018年12月までの「独身・結婚・婚活」を合算した言及数を見てみたところ、月ごとに増減はあるものの、全体としては徐々に減少傾向であることが分かりました。
「独身」「結婚」「婚活」に対するイメージは?
次に「独身」「結婚」「婚活」のワードに対するポジティブ/ネガティブな言及の割合を算出しました。その結果、ポジティブな言及が「独身」では66%、「結婚」では72.5%、「婚活」では75%と、総じてポジティブ寄りな結果に。
「独身」のポジティブ率がやや低い点は気になりますが、概ね「多様なライフスタイル」が認められるようになった今日の状況が反映されているように見受けられます。
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