iPhoneの標準機能「マークアップ」での塗りつぶしに注意喚起 消した文字が明るさ等の編集で透けて見える
マークアップのマーカーを“消す用”として使ってる人は注意です。
SNSに写真やスクリーンショットをアップする際、安全のため“見られたくない部分”を隠して投稿しますが、iPhoneの標準機能である「マークアップ」での塗りつぶしでは文字が見られてしまう可能性があるとTwitterで注意喚起の声が上がっています。
マークアップは、iPhoneの「写真」アプリの機能の一つで、手軽にペンでの書き込みなどが行える便利なものです。しかし、Appleのマメ(@jetdaizu)さんによると「(マークアップで塗りつぶした文字は)明るさとコントラストを変えると透けて見えてしまいます」とのことで、注意するようツイートしています。
実際に塗りつぶした画像の例で示していますが、明るさ等の編集後は、確かに余裕で文字が読めてしまうレベルです。これは危ないかも……。
ポイントとして、透けて見えてしまうのはマークアップの「マーカー(左から2番目のペン)」を使用した場合。一番塗りつぶしやすいペンですが、試しにマーカーを一番太く濃い設定にして4回重ね塗りしてみたところ、その時は文字が隠れますが、コントラストを下げて明るさを上げると文字が読めてしまいました。
なお、筆者の環境では「基本のペン(左端のペン)」を使って塗りつぶした場合は透けませんでした。またマーカーの場合でも、5回以上重ね塗りするとほとんど文字は透けなくなりました(※いずれもペンは一番濃い設定)。とはいえ、消したい対象にもよると思われるので、完全ではないかもしれません。
Twitterでは心当たりのあるユーザーから驚く声が上がり、「コレは怖い」と拡散され話題に。他にも隠す際の代替案として、別の画像などを上から貼り付けるのがいいといった声も上がっています。
ちなみにこの現象は以前には海外サイトでも話題になっており、感覚的にマーカーで消したくなるが、実際には「わずかに透明である」として、機密情報を消す編集ツールとしては別のアプリを使うことをオススメしています。
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自分に当てはまる事柄の注意喚起だからこそハッとなる。