2018年12月29日、平成最後となる「コミックマーケット」が開幕。さっそく早朝から「始発ダッシュ」がTwitter上で話題になっています。
駅員の静止を振り切って駅構内を走る人、始発ダッシュ組を撮影しようと改札前に集まった人々。舞台となったりんかい線 国際展示場駅では、いつもの光景が繰り広げられていたようです。
果たして、この光景をネットユーザーたちはどのように見たのか。Twitterの反応を元に調査してみました。
圧倒的ネガティブ反応「走るんじゃねぇぞ……」「そこまでしていいね欲しいか」
Twitter上の反応に属性を振り分けると、ポジティブ26.8%、ネガティブ73.2%となり、圧倒的にネガティブな反応が多く見られました。12月14日にコミックマーケット準備会が公式Twitterでりんかい線と対をなす主要交通網である「ゆりかもめ」の臨時ダイヤを知らせる投稿をしたころから、始発ダッシュへの注目が集まり始めました。
直前になると言及する投稿も増え始め、初日となる29日になると「始発ダッシュ」に関連する投稿は爆発的に増加しています。
以前ねとらぼの取材に対してりんかい線を運営する東京臨海高速鉄道は「近年は少しずつ利用客のマナーは良くなりつつある」と回答しましたが、Twitterの投稿を見ていくと始発ダッシュをなにかの祭りと勘違いしている人はいまだ多いもよう。
今年も早朝に国際展示場駅で始発ダッシュをする人々の姿が見られ、Twitterにはたくさんの動画や写真がアップされています。
駅員の制止を振り切って駆け抜けようとするオタクたち。それを撮影しようと集まった見物人たち。異様な光景が今年も「恒例」として、話題になっています。
例年、りんかい線 国際展示場駅の出口すぐのところにはコミックマーケットのスタッフが控えており、即座に制止して整列させ、会場に向かって誘導を行っています。
改札から約20メートルほどのわずかな距離とはいえ、駅構内を走るのは危険な行為。公共エリアであることを忘れているかのようなふるまいに、「民度が低い」「そこまでしていいね欲しいか」などと呆れているような声が見られました。
りんかい線「大変危険ですので、おやめください」
りんかい線を運営する東京臨海高速鉄道は以前、ねとらぼの取材に対し、悪しき風習’“始発ダッシュ”に対して「当社としては名物とは思っていません」と、やや怒気を感じられるコメントを残していました。
「駅構内で走ると、転倒したり他のお客様とぶつかったりして危険です」と、同社ではコミックマーケットに限らず、どのようなケースでも「駅構内で走らないよう、特に階段やエスカレーターで走るのは大変危険ですので、おやめください」と徹底したアナウンスをしています。(関連記事)
平成最後のコミケ。「コミックマーケット95」は泣いても笑っても残すところあと2日間。楽しい思い出となるように祈るばかりです。
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