UVレジン(関連記事)やじゃがいも(関連記事)など、あり得ない素材から包丁を作ってきた圧倒的不審者の極み!さんが、今度は牛乳を包丁の素材にしまいました。ちょっと理系度高めな包丁が仕上がってしまいましたね……。
濃厚なカルーアミルクを作ろうとしていた圧倒的不審者の極み!さんは、偶然にもウオッカにミルクを混ぜることで、ミルクの成分が分離されることに気付いてしまいました。実験を重ねた結果、酢酸とエタノールとミルクを混ぜて乾燥させれば、十分な強度が得られることが判明。これで包丁を作ろうとする執念よ……。
錬成した白いかたまりを包丁の型に入れたりして形を整えます。乾燥させている間、包丁の柄を作製します。そう、今回は包丁の刃と柄は別々に作るのです! どこまで凝るのか!
柄作りは牛の形をしたミルクポットを使います。まずはシリコンで型取りからスタートです。真空容器と真空パック器を使ったりして圧力をかけます。いや、もうどこまでいくのこれ。
シリコンの型ができたら、実際の包丁から取った柄を突っ込んで、凹凸部分を埋めるためにレジンを注入。また真空容器で圧力をかけて、出来上がったものが柄の型。柄の型取りだけでもうすごい手間がかかってる。
出来上がった型に赤く着色したシリコンを入れて真空容器へ、途中で包丁の茎(なかご)用の型を差し込んだりして、ようやく牛の頭を持つ柄の完成です。
お待ちかねの包丁の刃を仕上げていく時間です。数種類の砥石を使って、研いで研いで研いで刃先を鋭くして、柄に差し込んだら完成です! 刃の光沢もとてもきれいで、牛乳からできたなんて信じられないほど美しい。
試し切りはいつものようにキュウリ。キュウリに薄く半円の切り込みを入れて蛇腹キュウリを作ってくれました。切れ味もさることながら器用過ぎやしませんか。
この動画には国内外から「誰もこんなの思い付かない」「ここから人類の進化が始まる」などの声が寄せられています。この人いったいどこまで突き進むんだろう。
画像提供:圧倒的不審者の極み!さん
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ストイックすぎる。