「見た目生まれ変わったけど愛しさがそのままで帰ってきた」――生まれたときから一緒にいるドラえもんのぬいぐるみが、信頼できる友人の手によって復活を遂げたというツイートが多くの人を感動させています。これぞ、“帰ってきたドラえもん”。
ツイート主のわいどん(@Ydon9 )さんは、生まれて間もなくドラえもんのぬいぐるみと出会い、これまで一緒に過ごしてきました。しかし、長い時間を共に歩んだことにより、ドラえもんの顔は裂け、口やひげ、鈴や尻尾は失われ、文字通りの瀕死状態。わいどんさんは“信頼してる戦友”だという友人に「一か八かで(修復を)お願い」することを決意しました。
そして待つこと1カ月弱。わいどんさんの元へ帰ったのは、全体の汚れが落ち、失われていた鼻なども取り戻し、笑顔を浮かべるドラえもん。いとおしさはそのままに、出会った当初はきっとこんな姿をしていたのであろう姿へと奇跡の復活を遂げたのです。
この様子にはわいどんさんも思わず「ありがとう‥ありがとう‥」と感謝しきり。ツイートには「新品のように綺麗なのに、どこかなつかしい風合いも残っていてちゃんと元のドラちゃんですよね」「物を大切にする心、正月早々温まりました」「ずっっと大切にされてきたんですね‼︎なんだかウルっとしました。。」などのコメントが寄せられた他、「お友達、天才ですね」「友人との深い友情も大切に」と、友人への称賛も多くあがりました。
ねとらぼ編集部では、ドラえもんと感動の再会を果たしたわいどんさんを取材。現在の心境などを聞きました。
帰ってきたドラえもんと、わいどんさんのこれから
――ドラえもんは誰がプレゼントしてくれたものですか。
わいどん:父親です。手触りが良かったから買ってきたと聞いています。出会ったのは恐らく生まれてすぐあたりかと思いますが、1歳のころには抱いていました。
――信頼できる戦友さん(ご友人)はお裁縫のプロですか。
わいどん:いえ、仕事をしながら子育てをし、ぬいぐるみを愛する立派な主婦です。たまに趣味(?)で、古いぬいぐるみを修復しているのを知っていたので、今回ダメ元でお願いしたら快諾してくれました。
――ドラえもんが帰ってくるまでどのくらいかかりましたか。
わいどん:1カ月かからなかったです。進捗画像をたまに送ってくれたりしたので、本当に早く感じました。
――ドラちゃんと再会したときの心境や現在のお気持ちを教えてください。
わいどん:帰ってきたときは本当に感激して、「おかえり」と抱きしめました。また残りの人生を一緒に過ごせるかと思うと本当にうれしいです。忙しい合間をぬってやってくれた戦友には感謝しかありません。
ドラえもんが帰ってきた際には、配送伝票にドラえもんの似顔絵と「ただいま」というコメントも書かれていたなど、友人の温かい気持ちにも感動する人が多かった今回のツイート。わいどんさんにはこれからもずっとドラえもんと仲良く過ごしていってほしいですね。
(Kikka)
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