VRゴーグル「HTC VIVE」にアイトラッキング付き新モデル PC不要の一体型「VIVE Cosmos」も発表に
VRアバターに自然な“まばたき”をさせることも可能に。
VRゴーグル「HTC VIVE」に、アイトラッキング(視線追跡)付きの新モデル「VIVE Pro Eye」と、PC不要で使える一体型モデル「VIVE Cosmos」が新たに加わることが分かりました。1月8日(米国時間)からラスベガスで開催中の「CES 2019」に合わせて発表されたもの。
「VIVE Pro Eye」は、高機能モデル「VIVE Pro」に、さらにアイトラッキング機能を搭載したもの。ユーザーの視線やまばたきを感知することができ、注視するだけで選べるメニューや、コントローラーを不要とする新しい操作性を実現するとのこと。また、VR配信ソフト「バーチャルキャスト」も対応予定で、「VIVE Pro Eye」を使えばプレイヤーの視線やまばたきと自動リンクすることで、より自然なアバター表現も可能になるとしています。発売時期は2019年の第2四半期(4〜6月)を予定。
もう1つの「VIVE Cosmos」は、外部のPCやベースステーションを必要としない一体型モデル。既存の一体型モデル「VIVE FOCUS」がAndroidベースだったのに対し、「VIVE Cosmos」では自社開発のシステム「Vive Reality System」を初採用しており、より新しいVR体験を提供できるとのこと。詳細や価格などについては2019年後半に発表される予定。
その他、専用アプリストア「Viveport」のコンテンツを定額で利用できる、無制限サブスクリプションサービス「Viveport infinity」も発表に。従来のサブスクリプションサービス(月額8.9ドル)と違い、こちらは“無制限”で数百本ものタイトルを自由に遊べるのが特徴となっています。HTC VIVEシリーズのほか、Oculus RiftやVIVE Waveデバイスからもアクセス可能で、4月5日より提供開始予定とのこと。
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