おみくじはいい結果が出るほどうれしいものですが、逆に大凶を引いて大喜びする女の子を描いた漫画が「ステキ」「心温まる」と評判です。大凶がうれしい理由とは……?
神社で巫女さんのバイトをしている女の子。そこに同級生の「斎藤さん」がおみくじを引きに来ます。斎藤さんは休み時間も勉強をしている成績トップの理系女子。とっつきにくいタイプで、あまり話したことはありませんでした。
占いなど「科学的に証明できないものは受け付けない」という斎藤さんがおみくじを引きに来たことを疑問に思う女の子。しかも斎藤さんは何度もおみくじを引き、大吉や中吉ではうれしそうにせず、凶や大凶が出ると「やった!」と喜び、あまり喜ばれない結果だけを持っていく……という謎な行動を見せます。
そして数時間後、弟をつれてまたおみくじを引きに来た斎藤さん。末吉という結果にがっかりする弟に「わ〜! いいなぁ! お姉ちゃんなんか凶出ちゃったよ!」と先ほど引いたと思われる凶のおみくじを見せます。弟の「今年も僕の勝ち?」というセリフから察するに、恐らく弟のために毎年悪い結果のおみくじをゲットしているのでしょう。
去年は大凶だったけど成績が上がってニキビも治った、とおみくじの結果が悪くてもいいことがあったと強調し、「そもそも運っていうのは自分で作っていくものだよ」と笑顔で弟を励ます斎藤さん。そんな彼女を見て、女の子は「友達になりたい」と思うのでした。
自分は非科学的と思っていても、おみくじを信じる弟を勇気づけるために悪い結果を引きに来る斎藤さん。その優しさに「斎藤さんと友達になりたい」「ステキなお姉さん」「いい人」とお友達になりたい人から称賛が寄せられています。
作者は漫画原作者の泉福朗(@okaeri_eripiyo)さん。漫画『海王ダンテ』『ポセイドンの財宝』の原作を手掛けています。
画像提供:泉福朗(@okaeri_eripiyo)さん
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