グランドスラム「オーストラリアン・オープン」の女子シングルス決勝がメルボルンで1月26日の日本時間17時30分から行われ、大坂なおみ選手(日清食品)がペトラ・クビトバ選手(チェコ)と対戦し、勝利。全米オープンに続くグランドスラム2連勝を果たしました。
1月24日の準決勝では、カロリナ・プリスコバ選手(チェコ)を破り、全豪では男女を通じて日本勢初となる決勝進出を果たした大坂選手。本大会で優勝を飾れば日本勢初のシングルス世界ランキング1位になるとあって、Twitterでは「大坂なおみ」「クビトバ」など全豪オープン関連の用語が次々とトレンドイン。国内外から高い注目を集めていました。
時折笑顔を見せながらリラックスした表情で入場した両選手。コイントスでサーブを選択した大坂選手は、180キロ近いビッグサーブを連発。第1セットからタイブレークにもつれこむも、大坂選手がセットを先取しました。
その後も大坂選手有利の試合展開が続きましたが、チャンピオンシップポイントをかけたゲームで失点してしまったことから調子が狂い始め、時には涙を流す場面も。それでもなんとか自分を励ますような仕草を続けたり、平常心を取り戻そうと努力する姿が続き、Twitterでは「落ち着いて頑張れ!」「自分のペースを取り戻すんだー」「最後まで見届けるでな!!」など大坂選手を応援する声が多くみられました。
その後は自分のペースを取り戻して落ち着いた試合運びを見せた大坂選手。優勝を決めるショットが決まると、大坂選手は涙を流しながら静かにコートにしゃがみこんだ他、サーシャ・バインコーチや大坂選手のお父さんは座席から立ち上がって喜びを爆発させました。
対戦相手となったクビトバ選手は2011年と2014年のウィンブルドン選手権の覇者。2016年には自宅に不法侵入した強盗に襲撃されるという不幸なアクシデントによって利き手である左手に重度のナイフ傷を負い、神経の修復手術などで復帰には約6カ月を要するとの報道もありました。しかしその後は心配の声を払拭するかのように2017年の全仏オープンで復帰を果たし、本大会では1セットも落とさずに決勝まで勝ち進む見事な成績をおさめていました。これまでの最高成績は世界ランク2位で、今回の優勝を悲願としていました。
両選手のすばらしい試合には、世界中から感動の声が上がっています。大坂選手、おめでとうございます!
(Kikka)
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