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6つ目ヘッドライトが悪魔的にカッコいい 90年代のヤマハ「GTS1000」を近代的にリメイクしたカスタムバイク(1/2 ページ)

原型どこいった!

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 1993年にヤマハが発売した大型ツアラーバイク「GTS1000」を近代的にフルリメイクしたカスタムバイク「Rhodium Omega(ロジウム オメガ)」が、バイク好きの間で話題になっています。

ロジウム・オメガ GTS1000 ヤマハ カスタムバイク
GTS1000をベースにしたカスタムバイク「ロジウム・オメガ」

 カスタムを手がけたのは北米のカスタムバイクメーカー「JSK Moto」。ベースマシンのGTS1000は、ヤマハが1993年に海外向けに発売した1000ccクラスの大型ツアラーバイクで、フロントタイヤを片側からスイングアームで支えるという特殊な構造を採用するなど、当時としては先進的なバイクでした。

ロジウム・オメガ GTS1000 ヤマハ カスタムバイク
ベースとなったGTS1000はこんな感じ

 そんなGTS1000を基本的な設計思想はそのままに現代に合わせてリメイク。今となっては懐かしさのあるデザインのフルカウルは取り払われ、新たにデザインされた専用カウルを装備。6つ目のようなLEDライトを装備した顔のインパクトは絶大で、どこか生物的な雰囲気を醸し出しています。この禍々しさで気持ちが昂ぶっちゃう人もいるはず。

ロジウム・オメガ GTS1000 ヤマハ カスタムバイク
ロジウム・オメガの全貌
ロジウム・オメガ GTS1000 ヤマハ カスタムバイク
カウルは耐食性が高いロジウム合金が使われている
ロジウム・オメガ GTS1000 ヤマハ カスタムバイク
独立した金属プレートを配置したサイド、ステアリングも再設計している

 特徴的な片側だけのスイングアームなど、基本フレームはそのままとなっていますが、ステアリングは再設計して、操作性を向上。また、スポーツ向けの液晶メーターを取り付けて、ハンドル周りもスッキリとまとめています。

 また、カウルは一部に金属が使われており、特にエンジン周辺を覆うカウルの上部には独立したプレートを等間隔で並べた構造が採用され、これによってエアフローが改善されて大型のラジエーターと合わさり冷却性能が向上しています。

 存在感たっぷりに仕上げられたロジウム・オメガ。見た目だけでなく、性能面の向上も図られた素晴らしいカスタムですね。

春山優花里@haruYasy.

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