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1993年にヤマハが発売した大型ツアラーバイク「GTS1000」を近代的にフルリメイクしたカスタムバイク「Rhodium Omega(ロジウム オメガ)」が、バイク好きの間で話題になっています。
カスタムを手がけたのは北米のカスタムバイクメーカー「JSK Moto」。ベースマシンのGTS1000は、ヤマハが1993年に海外向けに発売した1000ccクラスの大型ツアラーバイクで、フロントタイヤを片側からスイングアームで支えるという特殊な構造を採用するなど、当時としては先進的なバイクでした。
そんなGTS1000を基本的な設計思想はそのままに現代に合わせてリメイク。今となっては懐かしさのあるデザインのフルカウルは取り払われ、新たにデザインされた専用カウルを装備。6つ目のようなLEDライトを装備した顔のインパクトは絶大で、どこか生物的な雰囲気を醸し出しています。この禍々しさで気持ちが昂ぶっちゃう人もいるはず。
特徴的な片側だけのスイングアームなど、基本フレームはそのままとなっていますが、ステアリングは再設計して、操作性を向上。また、スポーツ向けの液晶メーターを取り付けて、ハンドル周りもスッキリとまとめています。
また、カウルは一部に金属が使われており、特にエンジン周辺を覆うカウルの上部には独立したプレートを等間隔で並べた構造が採用され、これによってエアフローが改善されて大型のラジエーターと合わさり冷却性能が向上しています。
存在感たっぷりに仕上げられたロジウム・オメガ。見た目だけでなく、性能面の向上も図られた素晴らしいカスタムですね。
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