「ヒプマイ」グッズ“転売疑惑”でタニタ子会社が調査結果報告 「不正行為は確認できず」
レア商品が1人の人物によって大量出品されていたことから、関係者による転売が疑われていました。
タニタの子会社であるタニタヘルスリンクは2月9日、SNSなどで臆測が広がっていた“転売疑惑”について、内部調査の結果、不正行為は認められなかったと発表しました。
疑惑の発端は、同社が現在開催している「ヒプノシスマイク×TANITA CAFE」を巡ってのこと。
店内ではイベント限定グッズとして「ヒプノシスマイク」のオリジナル缶バッジを販売していましたが、この中でも特にレアな「シークレット」4種がフリマアプリで大量に、しかも1人の人物によって出品されていたことが見つかり話題に。シークレットの封入率や販売方法などから、一般客による出品ではなく、「カフェ関係者がシークレットだけ抜いて出品しているのではないか」といった疑惑が広がっていました。
こうした指摘を受けて、同社はバッジの販売に関わった店舗スタッフに対し、個別の聞き取り調査を実施。売上記録に不自然な点はないか、販売数・在庫数に齟齬がないかも併せて確認しましたが、不正行為やそれに類する行為は確認できなかったとのことでした。また、販売に従事しない他のキッチンやホールのスタッフにも同様に聞き取り調査を行いましたが、やはり転売などの行為は確認できなかったとしています。
加えて、バッジの販売方法についても指摘を受けて販売方法を変更すると発表。これまでは必要個数をお客に記入してもらい、店舗スタッフが無作為に選んで渡す方法をとっていましたが、今後は商品ケースに整列させた商品からお客自身が選ぶ方式にするなど、より不正が起こりにくいような販売方法へ変更するとしています。
あくまで聞き取り調査が中心であり、今回の調査をもって、完全に「不正がなかった」といえるかどうかは難しいところですが、同社は今後も「引き続き調査を続けてまいります」とコメント。併せて、「今回の件でご不快の念をおかけしましたことを改めて詫び申し上げます」とも謝罪しています。
なお、バッジの正規の価格は1個540円(税込)。編集部がフリマアプリ内で確認したところ、シークレットは1個あたり1万円〜1万3000円ほどで落札されていました。
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