マヂで? じゅ、16万円!?!?!? インドホンダの110ccバイクがAmazonで買える時代に(1/2 ページ)
インドホンダの「NAVI」という謎バイク。だがしかし安い!
知る人ぞ知る、ホンダのインド市場用小型バイク「NAVI」が、Amazon.co.jpで売ってるぞと話題になっています。
NAVIは、ホンダのインド法人「HONDA MOTOR INDIA」が生産している110ccの小型バイクです。もちろん正式には日本未発売です。
一見すると、日本でも販売されているタイ製造のバイク「グロム」のような小型で元気のいいMTバイクのようですが、駆動系はスクーターと同じVマチック仕様。スポーツバイクのように跨って乗るスタイルながら、ギアやクラッチ操作なしにアクセルをひねれば走る楽チン操作という珍しいバイクです。一昔前で言えば、スズキの「ストリートマジック」などがこれに似た作りを採用していました。
そして、NAVIのもう1つの特徴はタンクの下、一般的なバイクならばエンジンのある場所に秘密があります。この部分、ポッカリと空いています。何もないのです。えぇぇぇ? あ、一応、ラゲッジボックスがはめられており、スクーターのメットインスペースまで広くはありませんが、ちょっとした荷物を収納できるようになっています。
NAVI110は110ccエンジンなので、日本の区分ではピンク色ナンバープレートの「原付二種」になります。運転には普通二輪免許がいりますが(小型限定やAT限定でも可)、50ccまでの原付一種のような時速30キロ制限や二段階右折の必要はなく、それでいて軽自動車税は原付一種とほとんど変わらない年2400円。保険は自家用車の「ファミリーバイク特約」でまかなえるという街乗り用に適した排気量です。
NAVI110は、日本では未発売、メーカーによる正規輸入も行われていない車種ですが、2016年頃から一部のバイクチェーン店によって並行輸入されており、10万円とちょっとというリーズナブルな車体価格と、街乗りに適しそうな独特の仕様から密かに人気が高まっていました。
そして今回、並行輸入を行ってきたうちの1社であるバイカーズステーションSOXのSOX・イエローハットがAmazonで販売し始めたというわけです。
価格は、本体価格、諸費用、販売店の24カ月保証、自賠責保険1年を含めて16万1000円(税込)。配送料(東京都配送の場合は1万6200円ほど)が別途かかります。登録(ナンバー交付手続き)は購入者自身で行う必要があります。と言っても、原付一種/二種の登録は販売証明書を持って自身の住む市役所、区役所で手続きするだけと比較的簡単です。
「Amazonでバイクを買う」という新時代の体験をしてみたい人はやってみる価値はありそうです。といいますか、自動二輪免許持ちならば「街乗り専用のお手軽バイク」として本気で欲しいぞ! と思えるのではないでしょうか。1台、いかがですか?
NAVI110
グロムの現地版「MSX125」も販売
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