タニタ子会社、販売スタッフの不正入手公表し謝罪 「ヒプノシスマイク×タニタカフェ」レア缶バッジ転売騒動
当該の販売スタッフはシークレット缶バッジを選別して購入した点について否認。
タニタの子会社であるタニタヘルスリンクが2月14日に「『ヒプノシスマイク×タニタカフェ(長岡)』従業員による不正購入に関するご報告とお詫び」とのお知らせを掲載。物議を醸していた“レア缶バッジ転売疑惑”について、販売スタッフによる不正入手が明らかになったと公表し、謝罪しました。
疑惑が持ち上がっていたのは「ヒプノシスマイク×TANITA CAFE」というコラボ企画に関してで、店内ではイベント限定グッズとして「ヒプノシスマイク」のオリジナル缶バッジを販売していました。しかし、この中でも特に出現率の低い「シークレット4種」が1人の人物によってフリマアプリで大量に出品されていることが発覚。ファンからは「カフェ関係者がシークレットを先に抜いた状態で店頭販売しているのでは」との声が上がり、タニタヘルスリンクが調査に乗り出していました。
2月8日時点の発表では「不正行為は認められず、またこれに類する行為の目撃情報も得ることが出来ませんでした」としていた同社ですが、今回の発表では「本イベントの販売スタッフが不正な手段でオリジナル缶バッジを購入していることが分かりました」とコメント。
当該の販売スタッフはシークレット缶バッジを選別して購入した点について否認しているとのことですが、スタッフが購入した総数と入手したシークレットの数や出現率から、同社は「物販を担当する立場を利用して、不正な方法でオリジナル缶バッジを購入し、シークレット品を入手」したと判断しています。
なお、当該の販売スタッフについては既に業務から外れており、同社は業務妨害として警察に被害届を提出して実態を明らかにする予定の他、本人と派遣会社に対して損害賠償を求めていく考えを明かしており、他の販売スタッフについても関与の事実がないか引き続き確認を進めるとのこと。
こうした事態について同社は「あってはならない不正行為であり、弊社の管理体制の甘さからこのような事態を招いてしまったことを深くお詫び申し上げます」「弊社では今回の事態を重く受け止め、再発防止に努めるとともに、今回のイベント期間中に缶バッジをご購入いただいたお客様への救済策を講じてまいります」と謝罪しています。
今後は再発防止策として、販売スタッフの入れ替え、販売方法の変更、店舗スタッフによる購入の禁止などを挙げたうえで、2月1日から2月8日までの期間はシークレットが適正な割合で入っていなかった可能性があることなどから、該当する購入客に対しては、商品の引き直しや返品対応に応じるとのこと。
同社は最後に改めて「このたびは、本イベントをご利用のお客様、『ヒプノシスマイク』のファンの皆様、版権元のキングレコード様ならびに『ヒプノシスマイク』関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ありません。弊社では、管理体制の強化を図り、お客様の信頼回復へ向け、全社一丸となって取り組む所存でございます。何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます」と謝罪しています。
(Kikka)
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