2月16日にアーツ千代田3331で開催された「マニアフェスタvol.2」に、とんでもない楽器を演奏するミュージシャンが出演していたと一部で話題になっています。その楽器とは、タカアシガニ。そう、あのカニです。カニを管楽器にして演奏していたというのです。ええ……。
話題の発端は、「マニアフェスタvol.2」に訪れたこたるさん(@cotal_kota)が撮影しTwitterに投稿したことから。カニはオーストラリアの先住民の楽器「ディジュリドゥ」に改造されており、低い振動音を奏でています。そこにヒューマンビートボックス(ボイスパーカッション)を加えたユニークな演奏となっており、「タカアシガニ」「ディジュリドゥ」「ヒューマンビートボックス」という要素1つ1つの個性が強い独自の世界が構築されています。
演奏しているのは、「SMILY」こと北川和樹さん(@SMILYGallery)。プロのディジュリドゥ演奏者で、カニではない普通のディジュリドゥも演奏します。せっかくなので、一体なぜカニで演奏するようになったのか話を聞いてみました。
北川さんは現在、静岡県の沼津市戸田(へだ)の町おこしの仕事に携わっているそうです。戸田の名産品であるタカアシガニを見たときに、自身が製作しているディジュリドゥの太さと、タカアシガニの足の太さが似ていたため、「これ、タカアシガニ製の楽器になるんじゃないか!?」と思い製作。すると、ディジュリドゥより良い音が出て衝撃を受けたそうです。具体的には、カニの方が出せる音域が広いとのこと。
最近では海外からの“タカアシガニリドゥ”の出演依頼も多数来ているという北川さん。今後の活躍が期待されます。
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