YouTubeは、小児性愛者が動画のコメント欄を利用していると指摘されていた問題について、48時間で数千万の動画でコメントを無効にし、400を超えるチャンネルを停止しました。
この問題はブロガーのMatts Watsonさんが指摘。YouTubeで「ソフトコアな小児性愛者のネットワーク」がコメント欄を利用して情報交換しており、YouTubeのおすすめアルゴリズムが小児性愛者の交流を促進していると警鐘を鳴らす動画を公開しました。例えば体操をしている少女の動画のコメント欄に、開脚しているシーンへのリンクを書き込むというようなケースがあるといいます。WatsonさんはYouTubeに通報しても対応されないと怒りをあらわにしていました。
これを受け、ディズニーやネスレなど、複数の大手企業がYouTubeの広告を停止したと報じられています。
YouTubeはこの問題を取り上げたコメンテーターのPhilip DeFrancoさんに対し、「通常の児童保護対策のほか、48時間で数千万の動画でコメントを無効にしました。動画へのコメントを理由に400を超えるチャンネルを停止し、違法なコメントを当局に通報しました」と報告。またYouTubeのHelpページでも、未成年が登場する動画から不適切なコメントを削除し、多数の視聴者アカウントを停止したことを明らかにしています。
同社はさらに、未成年が登場し、不適切なコメントが投稿される可能性のある動画のコメント欄を無効にしたことを報告。対象となった動画の投稿者がコメント欄を再開する場合は、コメントを慎重に確認するべきとしています。
また未成年が登場する動画、児童を性的に搾取するコメントが投稿される恐れがある動画は、広告が制限されるか停止されるとも告知しています。未成年が食い物にされていると思った動画を報告してほしいとも呼びかけています。
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