小学校の社会科教科書に、「親世代が子どものころの遊び」の一例として、ファミコンが載っていた――。そんなツイートが注目を集めています(現在は削除済み)。ひと昔前だったらベーゴマやおはじきが入りそうなところに、ファミコンがフィーチャーされるのも驚きですが、そもそもこの写真、とてもおかしいところが……コントローラーの持ち方がさかさまっ!
娘さんの教科書をTwitterで紹介したのは、逃げるは恥だがやくみつる(@nigeyakumitu307)さん。最初は、ファミコンの写真がセピア調で、いかにも古い物として載せられていることにショックを受けてツイートしました。ところがよくよく写真を見直したところ、なぜかコントローラーが逆さになっていることに気づき、あらためて「とんでもない捏造写真だった」とつぶやいています。
この写真にはほかにもおかしいところがあり、ある意味「間違い探し」のような状態。「テレビゲームで遊ぶ子どもたち(1991年)」と説明文がついているにもかかわらず、ACアダプターやRFスイッチなどは配線されていませんし、1991年には既にスーパーファミコンが発売されているので、年代も少々不正確です。ツイートには「教科書を作っている人は、よっぽど疲れていたのか、ゲームと無縁で育ったのか」「あえて難易度を上げる縛りプレイ?」「ゲームのやりすぎでACアダプターを親に隠されたのでは」など、さまざまなツッコミが寄せられました。
投稿主に話を聞いたところ、この教科書は地元のわずかな学校でしか使われていない副教材とのこと。件のページは小学3年生の社会の授業で出てきたもので、「昔使っていた物で、今はあまり見かけない物を家族に取材して発表する」という授業で使われていたそうです。
投稿主は娘さんの取材に協力した際に、ファミコンが「昔の物扱い」されていることに自分の歳を実感したのだとか。セピア調の加工に違和感を覚えたこともあってツイートした結果、思いがけないほどの反響があったことに苦笑している様子でした。
【3月7日11時追記】元ツイートが削除されたため、その旨を追記いたしました。投稿者に対し心ないコメントが多く寄せられ疲弊してしまったとのことでした。なお、当該の教材については、出版社に迷惑が及ばないようにとの配慮から詳細を伏せていましたが、投稿者から動画でも見せていただいており、コラージュなどではないことを確認しています。
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プロってすごいなぁ(しみじみ)。