漫画家のカメントツ先生(@computerozi)がTwitter上で連載中の「こぐまのケーキ屋さん」。今週は第231話〜第235話を振り返ります。
作者:カメントツ
1986年生まれ、愛知県出身。デザイナー、イラストレーターを経て2014年から漫画家としての活動を開始。現在は小学館「ゲッサン」で「スタッフがおいしくいただきました」連載中。ほか代表作に、「カメントツのルポ漫画地獄」(オモコロ)、「カメントツの漫画ならず道」(ゲッサン)など。
Twitter:@computerozi
「つぽてゆーんとゆたゆーん」
「うれしいです…」
「なでなで」
「さかなつり?」
「つり」
涙するほどうれしい
「そちらは、なんですか…?」と聞きながら体が震えてしまうくらい動揺する、なんだか珍しい姿のこぐまのケーキ屋さん。というのも、こぐまさんが大好きなキャラクター「かっぱ」のキーホルダーを店員さんが付けていたのです(おまとめ(35)参照)。体育座りのかっぱさんがかわいい……!
「うらやましすぎます…!」と生唾を飲み込むこぐま店長をみて、「そう言うと思って、店長のぶんも買ってあるんですよ」と、キーホルダーをプレゼントする店員さん。するとこぐまさんは、口を開けたまま手にしたかっぱさんを見つめ、思わずじわっと涙。「うれしいです…」と静かに喜びをかみしめるのでした。予想していなかった突然の出来事にうれしさが渋滞して、一瞬感情が遅れてくる様子がかわいいです。店員さんのやさしさと店長のピュアさに心が平和になる……。
その後のかっぱさんを愛でる様子もかわいいですが、うさぎさんと一緒に魚釣りをする姿もまたかわいかったり。「つれました!」と長靴の片足を釣り上げてしまってから、「つぎがんばります」と少し照れたように話すこぐまさんは、いつもの通りとても楽しそうで、その隣で一緒に釣りがしたくなります。やさしい表情で見守るようなうさぎさんとのやり取りにも癒され、そののんびりとしたステキな空間にほっこりする、そんな“休日”な回でした。
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