advertisement
ディー・エル・マーケットが3月25日、デジタルコンテンツの個人間売買プラットフォーム「DLmarket」のサービス終了を発表しました。外部からの不正アクセスによってクレジットカード情報の一部が流出した可能性があり、サービス再開のためのシステムの抜本的な作り直しを断念したためとしています。「DLmarket」は2018年11月12日からサービスの提供を停止していました。
「DLmarket」は、デジタルコンテンツの個人間売買プラットフォーム。ソフトウェアや電子書籍、音楽といったコンテンツをインターネット上でダウンロード販売できるサービスでした。運営するディー・エル・マーケットは、オールアバウトの子会社です。
この件で流出した可能性のある情報は、クレジットカード番号、名義、セキュリティコード(3もしくは4桁の確認番号、有効期限。流出の可能性があると判断されたクレジットカードは、7741件。情報流出の原因は、サーバが改ざんされ、商品購入時に本来遷移するはずのクレジット決済代行会社のページではなく「偽の決済フォーム」に誘導されるようになっていたため。
過去に購入したデジタルコンテンツの再ダウンロードについては、問い合わせたユーザー個別に順次メールで案内をするとのこと。再ダウンロードの依頼の受付は2019年6月28日12時まで。
ディー・エル・マーケットは、「ご利用いただいたお客様をはじめご関係者の皆様には、このような結果となり、多大なご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- トランセンドのTwitter中の人、「不正サクセス」発言でYahoo!注目のキーワード入りにサクセス
1文字違ったね。 - 宅ふぁいる便、サービスを一時停止 原因は「一部サーバに対する不正アクセス」と謝罪
再開のめどは……。 - 「宅ふぁいる便」が不正アクセスの調査を完了 サービスは当面休止
「再発防止策に取り組んでいく」としオージス総研がているため、再開を目指していくもよう。 - Zaif、不正アクセスで仮想通貨約67億円流出 入出金機能は一時停止中
流出した仮想通貨はビットコイン、モナコイン、ビットコインキャッシュの3種。 - ドコモのオンラインショップで不正購入 2段階認証の使用呼びかけ
パスワードの取り扱いについても「他サービスと使い回しをしないこと」「容易に推測できるパスワードを使わないこと」などを呼びかけ。 - NEM財団、流出した仮想通貨「NEM」の追跡を終了