advertisement
Facebookは、ライブ配信できるユーザーを制限することを検討していると、同社COOのシェリル・サンドバーグ氏が明らかにしました。
先日ニュージーランドで起きた銃撃テロ事件の容疑者が、Facebookで犯行の様子を配信していたことを受けてのこと。事件発生時、同社はすぐに容疑者のFacebookとInstagramのアカウント、問題の動画を削除し、またAIを使って関連動画の再投稿を防止していますが、さらなる対策を求める声に応えて対策を強化する方針。
その一環として、同社はコミュニティ規定への過去の違反などに基づいて、ライブ配信できるユーザーを制限することを模索しているとのこと。あわせて、暴力的な動画や画像の編集されたバージョンを特定して再投稿を防ぐ技術の改良にも投資していると述べています。
また、ヘイトコンテンツへの対策も強化し、ヘイトグループを禁止し、これら団体を支持、称賛するコンテンツも見つけ次第削除するとしています。さらに事件を受けての施策として、ニュージーランドのメンタルヘルス関連団体を支援することも明らかにしています。
Facebookは先に、事件の動画150万件を事件発生から24時間以内に削除したことを明らかにしていました(関連記事)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Facebook、24時間で銃乱射テロ事件の動画150万件を削除
120万件はアップロード時にブロックしたとのこと。 - 差別発言繰り返していた有名“ネトウヨ”アカウント、世田谷年金事務所の所長と判明 日本年金機構は男性を更迭
個人的な投稿を誤ってTwitterに投稿してしまったことが特定の原因とみられています。 - 「まとめサイト」を初めてヘイト認定へ 「コメント欄」も判断材料に 大阪市
今後はプロバイダー側に削除を要請する見込み。 - 漫画『本日わたしは炎上しました』打ち切り 作者が過去にヘイトスピーチをツイート
6月に作者が過去のヘイトスピーチを謝罪していました。 - Twitter、ヘイト行為に関する新ルール施行 プロフィールでのヘイト表現も禁止に
「ユーザー名」「自己紹介」などのプロフィールページでのヘイト行為も禁止となります。