これが走るファーストクラスかぁぁ…… 新幹線の特別車両「グランクラス」がリニューアル、極上の味とサービスを体験してきた(1/3 ページ)
直前に開催された体験会に参加してきました
JR東日本が提供している新幹線の上位サービス車両「Gran Class(グランクラス)」が、2019年4月1日にリニューアル。乗車中に提供される軽食メニューなどの車内サービスが刷新されました。
グランクラスとは、いわば旅客機でいうところの「ファーストクラス」にあたるもので、専属アテンダントが同乗して(上越新幹線を除く)、最大18名の利用者にサービスを提供してくれるという特別な車両です。
リニューアルにあわせて、報道陣向けに新グランクラス試乗会が開催されたので、旧グランクラスの乗車経験がある筆者、鉄道好きな漫画家・やすこーんが新旧を比較しながら新グランクラスの魅力にせまっていきます。
YASCORN(やすこーん) プロフィール
漫画家&文筆家。駅弁や駅そば、お酒と温泉が好き。2008年1月に乗車した「寝台特急はやぶさ」から鉄道にはまり、乗り鉄・撮り鉄に。著書に「おんな鉄道ひとり旅」1巻(小学館・プチコミック増刊号で連載中)、「メシ鉄!!!」電子書籍1〜3巻(集英社)他。「鉄道漫遊記」(東洋経済オンライン)、「鉄道食べすぎひとり旅」(ハルメクWEB)など連載中。 Twitter: @yascorn HP: yascorn.com
グランクラスは東北新幹線・北海道新幹線「E5系・H5系」や北陸・上越新幹線「E7系・W7系」に連結して運行される特別車両。いまや観光列車以外で食堂車のある列車はほぼ無く、走行中の鉄道車内で飲み食いするのが好きな身としては、今回のリニューアルが発表された直後から期待していました。
これまでのグランクラスの軽食は和軽食・洋軽食の2種類が用意されていました。これは食べ放題ではなく、どちらか1つを選べるのですが、リニューアル後は「和軽食」のみとなりました。
軽食メニューの中身は、これまで各地のお弁当製造会社に委託していましたが、日本料理「一凛」店主である橋本幹造さんが監修について、沿線の魅力(地域食材)を取り入れた新メニュー(路線と上り・下りによって違う全4種)を考案。これまでより素材やテーマにこだわった軽食へと生まれ変わりました。
グランクラスに試乗する前に、橋本さんが料理に対する想いを語ってくれました。今回の4種のメニューは「車窓から移りゆく風景をイメージした軽食」というのが共通するテーマになっているそうで、「飛行機とは違う、新幹線でしか味わえない車窓を楽しんでもらいたい」と新メニューの味に自信を見せました。
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