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これが走るファーストクラスかぁぁ…… 新幹線の特別車両「グランクラス」がリニューアル、極上の味とサービスを体験してきた(3/3 ページ)

直前に開催された体験会に参加してきました

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グリーン車をはるかに上回る居心地の良さ 「旅の目的」としてグランクラスを利用してみたくなる

 今回の試乗会は東北新幹線で東京駅から宇都宮駅までの区間で行われました。東北新幹線のグランクラスのシートはとっても快適! 座席は最大45度まで倒せるリクライニングシートで、背もたれや座面、レッグレストやフットレストは電動で動かせます。

 手元には読書灯があり、全席コンセントを完備、さらにはスリッパや靴べら、アイマスクなど、アメニティも用意されていて、とてもリラッックスできる空間が用意されてます。

新幹線 グランクラス リニューアル
スリッパ、靴べら、アイマスクは持ち帰ることができる(提供:JR東日本)
新幹線 グランクラス リニューアル
専属アテンダントさんが温かいおしぼりを配ってくれました

 席につくと、さっそく今回の目玉である軽食のサービスが届きました。ドリンクも用意され、通常はここでお酒を注文することもできます。飲料は車内でもグランクラスのマークが入ったガラスのグラスで提供されます。

新幹線 グランクラス リニューアル
お盆に乗せた状態で、そのまま机に置いてくれる

 提供されたのは「東北・北海道新幹線」の「上り」と「下り」で用意している和軽食メニュー。今回は試乗会ということで、飲み物はお水……と日本酒「伯楽星 純米大吟醸」。

 まずは「上り」(東京方面行き)から、「下り」(東北・北海道方面行き)へと新しくなった和軽食に箸をつけていきます。

新幹線 グランクラス リニューアル
数の子醤油漬けは漬けた上に水切りし、仕上げに醤油をひと塗りした手間のかかった一品
新幹線 グランクラス リニューアル
「こちらのお弁当が一番苦労した」と橋本氏。何度も試食を重ねたそう

 通常、味噌漬けや塩焼きは時間が経つと身が締まり過ぎて固くなってしまいますが、この鶏の甘酒漬け焼きは、一度甘酒(麹)に漬け込んでから焼くなど工夫しているとのこと。確かにしっとりとした舌触りで、食べやすい味になっていました。

 そして、なんとまぁ日本酒の合うこと! 今回は試乗会なので飲み放題とはいきませんでしたが、和軽食を食事としてだけでなく、「つまみ」として楽しむのも良さそうだと感じました。

新幹線 グランクラス リニューアル
E7系外観(提供:JR東日本)
新幹線 グランクラス リニューアル
E7系内観。席数や仕様は同じだが、多少E5系と雰囲気が違う(提供:JR東日本)

 グランクラスの料金は、「東京-金沢」グランクラス2万6970円、指定1万4120円。「東京-新青森」グランクラス2万7110円、指定1万7350円。「東京-新函館北斗」グランクラス3万8280円、指定2万2690円となっています。

 JR東日本とJR北海道、など2社にまたがる場合、料金は割高になりますが、早朝・深夜時間帯ほか、「グランクラス(飲料・軽食なし)」の列車では、軽食やドリンク、アテンダントさんによるサービスはありませんが、料金が少し安くなります。

 グリーン車をはるかに上回る居心地の良さ、時速200キロで走りながらいただく本格的な和軽食、そしてなんといっても飲み放題! 高速移動の手段としてだけでなく、旅の目的として新幹線のグランクラスを利用してみてはいかがでしょう。

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