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ヨドバシカメラグループの持ち株会社「ヨドバシホールディングス」(ヨドバシHD)は4月3日、アウトドア用品販売店を展開するICI石井スポーツの全株式を取得すると発表しました。
ICI石井スポーツは2016年から、企業再生などで多くの実績を持つ投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(AP)傘下に入っており、ヨドバシHDはAPなどから株式の100%を取得し、ICI石井スポーツと、その子会社のアート・スポーツを子会社化します。買収金額は公表していません。
ヨドバシHDは、ICI石井スポーツの「高い専門性を評価し、これまでの経営方針を十分に理解して、店舗運営の独立性、および従業員の雇用を維持」する一方、ヨドバシグループの店舗やネットショップ、物流システムを活用し、経営の効率化や販売拡大を目指していきます。
ICI石井スポーツは登山靴などの製造販売を祖業とし、1964年に会社化した老舗。現在は全国に約30店舗を展開し、2015年度の売上高は137億円。
ヨドバシカメラはカメラや家電の量販店として、品揃えや専門性の高さに定評があり、最近は販売商品の多角化を図っています。ICI石井スポーツもアウトドア用品専門の老舗であり、ヨドバシとの親和性は高そうです。ヨドバシ店舗内への出店などで相乗効果も見込めるでしょう。
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