「完璧」にならなきゃと自分を追い詰めてしまう人に、今できることを誇ろうと呼びかける漫画が30万件を超える「いいね」を集め人気を博しています。
「完璧にならなきゃ」「完璧になりたい」と思った経験は誰しも一度はあるかもしれません。でも、完璧ってなんなのでしょう。漫画の主人公は「仕事」「付き合い」「努力」真面目」「忍耐」などと書かれたいくつもの箱を高く積み上げ、全てを持てる「完璧な人」を目指しています。しかし、時にはバランスを崩し、その箱を落としてしまうことも……。
「完璧」とは、積み上げた理想にそういう名前をつけただけのことかもしれません。完璧の定義は自分の中にしかないのです。完璧の定義を高く積み上げる人ほど、崩れたときに自分を嫌いになりやすいと、作者は語ります。
全てが崩れてしまった後、「自分で安定して持てる量を持ってみなさい」というアドバイスを受けて、主人公がたくさんの箱の中から持ったのは「あいさつ」と「笑顔」。たったこれだけしかできないと考えるのではなく、それが自分の「最強」。今は自分の持つ「最小限の最強」に誇りを持ってほしいと結んでいます。理想を持つことは大切ですが、まずは自分の持てる箱から持つ、つまり自分のできることからやり、これでいいんだと自分を認めてあげることが重要なんですね!
「完璧」の定義を決めるのも自分、追い込むのも自分ですが、自分を認めてあげられるのもまた自分。新年度が始まり、環境の変化に戸惑うことがあれば、この漫画を読み返してみてくださいね。
読者からは「最小限の最強という言葉が好き」「たったこれしかできないじゃなくこれもできると思うことが大切」「もっと早く知りたかった」「他者でなく過去の自分と比較するといい」など共感する声が届いています。
作者は夏ノ瀬いの(@stylish_gorilla)さん。アイスムで「夏ノ瀬いの、日常実録リアル漫画」を連載中で、自身の追い詰められた体験をもとにした書籍『「もう頑張れない」って言ったって、君の価値は下がったりしない』を刊行しています。
画像提供:夏ノ瀬いの(@stylish_gorilla)さん
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