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国民生活センターは4月11日、「商品をSNSで宣伝すると報酬がもらえる」といって多額の商品を購入させるもうけ話について注意するよう呼びかけています。
このもうけ話では、消費者(契約者)が通販サイトで商品等を購入してSNSで宣伝するだけとなっていますが、それで本当に利益が生まれているのか、またなぜ消費者に報酬が支払われるのかがよく分からず危険だと説明。ちなみにそれらを行っている事業者が紹介する仕組みの一例は以下の通りです。
- 消費者は通販サイトで商品を購入します
- 通販サイトから購入した商品が消費者の元に届きます
- 消費者は購入した商品を自身のSNSで宣伝します
- 消費者は宣伝を行ったことを副業サイト、広告代行ビジネスなどを運営する事業者に報告します
- 報告を確認次第、消費者に商品購入代金や報酬等が支払われます
全国の消費生活センターに「多額の商品を購入したが、報酬を振り込んでくれるはずの事業者から報酬が支払われず、連絡も取れなくなった」「受け取った報酬を返金するように言われた」などの相談が寄せられているとして、副業サイト等に掲載されているものや、友人等からの紹介でも、その内容をうのみにしないで慎重に判断するようアドバイスしています。
相談事例の中には、最初は商品購入代金や報酬が支払われたため事業者を信用してしまい、その後100万円分以上を購入したところ、入金がなくなり、事業者と連絡が取れなくなったというケースも。もし不安に思った場合やトラブルになった場合、すぐに最寄りの消費生活センターに相談するよう呼びかけています。
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