advertisement
フランス・パリのノートルダム大聖堂で大きな火事があり、屋根の3分の2が焼け落ちるなど、大きな被害が出ています。
地元紙ル・パリジャンによると、火事があったのは4月15日の19時前(日本時間16日2時前)。大聖堂の尖塔はその約1時間後に焼け落ちました。火はまだ消し止められておらず、現地では消火を見守るたくさんのパリ市民の様子が確認できます。
崩れ落ちる尖塔(ル・パリジャン公式YouTube)
消火活動にあたる消防士たち(ル・パリジャン公式YouTube)
パリ消防によると、2つの塔と主要な建造物は残っているとのこと。現地に駆け付けたマクロン大統領は「最悪の自体は回避できた」と語り、「ノートルダム大聖堂を再建する。大聖堂はフランスの運命の一部。国家基金を開始し、国内外から支援を呼びかける」とコメントしています。
ノートルダム大聖堂の修繕を手掛けてきたルーブル・ノートルダム財団の代表エリック・フィッシャー氏は修復には数十年を要する可能性があるとの見解を示しています。
建物だけでなく、貴重な収蔵物への影響も懸念されますが、ノートルダム大聖堂のパトリック・ショーヴェ修道院長は、聖遺物の「茨の冠」「聖ルイのチュニック(tunique de Saint-Louis)」「いくつかの聖杯」などは無事運び出すことができたものの、「大きな絵を運び出すのは不可能だった」とコメント。詳細な被害状況は未報告のため、続報が待たれます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- エアゾール缶&スプレー缶の重大な火災事故 2007年以降で24件 札幌の爆発事故受けて経産省が注意喚起
処分する際の注意点をTwitterで周知しています。 - 「ほとんどビルの爆発か火事レベル」 台湾の超高層ビルでのカウントダウン花火がすさまじいと話題に
ド派手な新年のお祝い花火! - 「実家が全焼しちゃったので撮ってきました!」 実家の焼け跡の資料写真、漫画家が販売 「たくましい」と絶賛
販売した漫画家・津吹賢さんに詳細を取材しました。 - 大きな火災の焼け跡から発見されたネコちゃん ひどいケガから回復し、新しい家族のもとへ
もう怖くないよ。 - 夜食のポテトで火事になりかけた思い出 「まさに、火」との死闘を描いた漫画が話題に
決して他人事ではない怖い話。