4月18日に「緊急取調室」(テレビ朝日系)の第2話が放送された。2014年より始まった人気ドラマの第3シーズン。可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称キントリ)」が数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる刑事ものだ。
……と説明しているものの、筆者は今までこのドラマを見たことがなかった。まあ、基本的に1話完結で進んでいくので問題なし。途中参加でもOKだ。あと、フォーマットがあるのでビギナーも見やすい。「緊急取調室」は、いつもゲストが犯人なのだ。だから、このドラマに犯人当ての要素はない。頭脳と話術を駆使して取り調べするキントリと、必死にあらがおうとする被疑者の攻防が見どころになる。
第2話あらすじ、“二元同時取り調べ”
とある旅館で女流棋戦が行われた。20歳の新進女流棋士・橘日名子(松井珠理奈)とベテラン女流棋士・宗形あずさ(紺野まひる)の対局だ。その最中、解説を担当していたスポンサー・大庭広夢(合田雅吏)が体調を崩して退席、控室で絶命した。死因は中毒死。大庭が水筒に入れて持参していたお茶に毒キノコの粉末が混入していたのだ。
現場へ駆けつけた警察に、あずさは「橘日名子三段が犯人です」と断言。キントリから取り調べを受けた日名子は関与を否定するが、調べれば調べるほど容疑は深まる。対局中、あずさが長考している間に日名子は約5分退席し、このとき日名子が触れた蘭の花から毒キノコの粉末が発見されたからだ。
しかし、真壁有希子(天海祐希)は話ができすぎだと感じる。キントリは対局で使われた駒に毒キノコの粉末がついていないか調査した。そして王手をかけるべく、日名子とあずさを同じ日時に別室へ呼び出し、二元同時取り調べを始めた。
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