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NHKが「ゴールデンウィーク」という言葉を使わない理由

なんで「大型連休」って言い換えるの?

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 公共放送であるNHKは、「ゴールデンウィーク」(GW)という言葉を使わず「大型連休」という言葉を使っています。その理由を知っていますか?



雑学その1:NHKが「ゴールデンウィーク」と言わない理由

 そもそも、言葉としての「ゴールデンウィーク」を生み出したのは映画業界。連休のため客入りが良い時期で、宣伝活動の一環として作られました。そのため、放送法で「他人の営業に関する広告の放送をしてはならない」(広告放送の禁止)と定められているNHKは、使用することができない……という話を聞いたことがある人も多いでしょう。

 しかし、「ゴールデンウィーク」は1950年代から一般的に使われており、映画とは無関係な観光情報などで目にすることも珍しくありません。ここまで定着しているのに、まだ「宣伝文句だから使用できない」というのは、おかしな話だと思いませんか? NHKのWebサイトによると、この他にも理由があるそうです。

  • ゴールデン“ウィーク”なのに、一週間以上連休が続く場合がある
  • 連休ムードに対して、不快感を抱く視聴者がいる(経済状況が悪いと、休めない人も多い)
  • 文字数が多く、表記の際に困る

 いろいろな角度から説明されていますが、要するに「とにかく“使いにくい表現”だから、使わない」というのが理由のようですね。



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雑学その2:祝日と祭日の違いは?

 お店の営業情報などで「祝祭日休み」と書かれているのを見たことはありませんか? これは「祝日」「祭日」を合わせた表現で、祝日とは「こどもの日」「体育の日」などを指します。職場などにもよりますが、ざっくり言えば、休日のことですね。

 では、もう一方の祭日とは一体、何なのでしょうか。

 辞書で「祭日」を調べると、「皇室で祭典が行われる日」などと記載。かつてこの日は「皇室祭祀令」によって定められており、休日として制度化されていた日もあったのだとか。

 しかし、同法令は1947年に廃止され、翌年に「国民の祝日に関する法律」が施行。これにより、「(法的には)祝日は存在するが、祭日は存在しない」状態になったといわれています。

 なお、祭日には「神社で祭りを行う日」といった意味もありますが、営業情報などであれば「祝祭日=祝日」と読み替えてしまって問題なさそうです。



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