“男装が全くバレてないと思ってる男装女子”の漫画 最後の1ページに「やられた」「うまい」と衝撃の声
人気の“男装女子漫画”の一種かと思ったら、まさかのどんでん返しが……!
『花ざかりの君たちへ』『桜蘭高校ホスト部』『風光る』など、女の子であることを隠して男の園で生活する“男装女子漫画”――バレるかバレないかというハラハラ感に加え、ハーレム状態のなかで起こる禁断の恋が楽しい人気ジャンルです。そうした系統とみられる「男装が全くバレてないと思ってる男装女子」という6ページ漫画がTwitterに投じられたのですが、最後1ページの展開に衝撃を受ける人が続出しています。
男のふりをして学校生活を送る女主人公のモノローグ(独白)で進んでいく本作。男装した姿で転校して2カ月、最初は無理があると思われた計画でしたが意外なことに全くバレていません。2人の男友達は自分を完全に男だと思っている様子。体操服への着替えも制服の下に着込むことで問題なし。
合コンにも誘われ、女子だとバレる様子は一向になく仲良し3人組で過ごしていましたが……。うち1人の男友達が、実はヒロシが女子なのではないかと疑い始めます。
キラキラした顔にキレイなまつ毛、そして香るいい匂い。着替えの時間もついつい見つめてしまう。モテなさすぎてヒロシが女子に見えてしまう自分がおかしくなってしまったのではないかと、彼はもう一人の友達・カイに相談の電話をかけたのです。ああ、これは男装に感づいた男友達と主人公で、こじれたラブコメが展開される楽しいやつだ……!
と思いきや、ヒロシが女なんてありえないとカイは笑って否定します。なぜなら冒頭から「全くバレていない」と語ってきた男装女子の正体は、カイだったから。キャラ造形として女の子っぽく描かれていたのはヒロシ、しかもカイはツッコミ役としてちょこちょこ出てきた程度。終いにはヒロシのことが気になる男友達の登場で、男装女子はヒロシの方だと思い込んでしまいますが、まさか全てミスリードだったとは……完全にやられました。
身近な男友達が、自分を疑うどころか女の子っぽい男友達(ヒロシ)の方を好きになり始めるという謎のBL展開に「いっそ面白いほど全くバレる気配がない」と気を良くするカイ。確かにこの状況、当事者としては楽しすぎる。その一方でヒロシはカイの正体が幼馴染の女の子、ウミちゃんではないかと疑い始めていたのでした……。
モノローグやキャラ配置などあらゆる仕掛けによって、タイトルの「男装女子」を勘違いさせるという秀逸な短編。結末を知ってからあらためて読むとカイが体操服に着替えるシーンでは制服の下に体操服を着込んでいることがわかります。
描いたのはpixivコミックで『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』を連載中の漫画家・紺吉さん。一次創作用のTwitterアカウントに本作を投稿したところ、3万5000回以上リツイートされるなど大反響となりました。読者のほとんどがだまされてしまったようで、「え、そっち!?」「そっちかー!!!!!!」「いや気づかんかったわww」「書き方が上手すぎる笑」とミスリードへの驚きや称賛の声を寄せています。
画像提供:紺吉さん
(植木鉢)
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