亀梨和也が二階堂ふみをハグ「ストロベリーナイト・サーガ」 5話にしてやっとW主演っぽくなってきた(1/2 ページ)
超能力なんてバカバカしいと思っている菊田が「玲子の刑事の勘」は絶対的に信じている。
主人公「姫川玲子」を二階堂ふみが演じる「ストロベリーナイト・サーガ」(フジテレビ系列・木曜よる10時〜 )。第5話の原作は誉田哲也の短編小説「左だけ見た場合」(姫川玲子シリーズ3作目「シンメトリー」に収録)。何気にシャイボーイな菊田(亀梨和也)と玲子(二階堂ふみ)のほんの数秒の、ハグするシーンが印象的だった。井岡担だけどドキドキしたよー。
被害者は本当に超能力が使える?
被害者は吉原秀一というマジシャン。現場には今時珍しい折りたたみ携帯が開いた状態で残されており「045 666 *」と入力されていた。
玲子(二階堂ふみ)は吉原の携帯に登録されていたリストに従い、地道に聞き込みに当たる。しかし「恨まれる人じゃない」「吉原は本当に超能力が使える」などなかなか決め手になる証言が得られない。そんな中、玲子と組んでいた相楽康江巡査部長(宮地雅子)が風邪で病欠、玲子は菊田(亀梨和也)と組むことになる。「なんだったんだ、あのおばちゃん巡査。最初から菊田と組む脚本にしておけばよかったのに」という声もネットで見かけたが、聞き込みは捜査一課と地元に詳しい所轄の刑事が組むことが基本。意味はちゃーんとある。
地道な捜査でようやく被害者・吉原の過去を知る人にたどり着く。吉原は過去に大工をしていたが(このドラマ大工が多いな)、建築資材の石こうボードが盗まれたことで多額の借金を背負ってしまう。病弱だった奥さんも亡くなり、その後アル中になりかけたり体を壊したり、かなり苦労したようだ。建築資材の石膏ボードを盗んでいたと思われる人物の名前も浮上する。
「その社長、もしかして渡辺繁という方ですか」「刑事さん知ってたんですか」
渡辺繁というのは吉原の携帯リストに登録されていた人物のひとり。「なぜ主任は渡辺が窃盗犯だと?」と訝しむ菊田に玲子は「ただの勘よ」と答える。説明ゼロ。菊田は「俺も主任の勘、信じてますから」と玲子に従う。超能力なんてバカバカしいとふだん思っている菊田が「玲子の刑事の勘」は絶対的に信じている。
かくして玲子の勘はビンゴ。渡辺が犯人だった。十数年前に石こうボード泥棒をしたことをとがめられ、やむなく吉原を刺殺したと供述。「吉原が先に手を出した」「消費税を上げた国が悪い、自分も被害者」と他人のせいにしてばかりの渡辺に玲子がひとこと「その身勝手さ、死んでも治らないんでしょうね」。この時の冷ややかな表情がかっこいい。
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