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ぐるなびが一時ストップ高 提携強化で楽天が筆頭株主に

提携強化で、楽天のノウハウをぐるなびの飲食店への送客力向上に活用します。

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 2019年5月23日の株式市場で、ぐるなび(東証1部)が一時ストップ高(値幅制限の上限)に。終値は前日比49円高(+9.86%)の546円でした。

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ぐるなびサイトでは「ネット予約で楽天スーパーポイントがたまる」とうたっている

 前日に楽天との提携強化を発表。楽天はぐるなびの滝久雄会長から5月31日付で株式を取得し、約15%を保有する筆頭株主になります。今後、飲食店のネット予約拡大に向けた協業や、楽天の知見を活用したぐるなびサイトの利便性向上、両社サービスのそれぞれの顧客への販売──といった取り組みを進めます。

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近年の株価は低迷している(Yahoo! ファイナンスより)
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筆頭株主は創業者の滝氏から楽天に(IR資料より)

 ぐるなびは2019年3月期の連結決算で、売上高は前期比9.7%減の327億円、本業のもうけを示す営業利益は74.4%減の12億1600万円にとどまりました。主力の飲食店販促サービスで大幅な減解約が発生したことが要因です。

 ぐるなびは「消費者のネット予約・ポイントに対するニーズの高まりや情報検索手段の多様化、飲食店の販促手法の多様化等の事業環境変化への対応が遅れ、加盟飲食店への送客力が低下したため」と反省。専用アプリの予約機能の拡充や、楽天との協業でユーザーに楽天スーパーポイントを付与するなどの取り組みを進めていました。

 ぐるなびは楽天との提携強化で楽天のノウハウを活用するなどし、加盟飲食店への送客力を向上させ、業績回復につなげたい考えのようです。

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