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メルカリ、シェアサイクルから事実上撤退 「経営資源の集中」

18年2月から福岡市で運営しています。

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 メルカリは6月13日、シェアサイクル事業からの事実上の撤退を発表しました。同事業を分割して他社の出資を受け入れ、連結対象から外します。メルカリは子会社を通じ、2018年2月から福岡市で「メルチャリ」を展開。「順調な成長を見せているが、当社の経営資源の集中と、同サービスのさらなる拡大の両立を図るため」と理由を説明しています。

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メルカリ傘下のシェアサイクル「メルチャリ」

 シェアサイクル事業を担っていた子会社「ソウゾウ」から同事業を分割した新会社「neuet」を設立。neuetは第三者割当増資でクララオンライン(東京都港区)の出資を受け入れます。出資比率はクララオンラインが約89%になり、メルカリは保有を継続するものの約11%にとどまります。neuetはメルカリの連結対象から外れますが、メルカリから従業員を出向させる予定とのことです。

 子会社のソウゾウは解散します。ソウゾウは新規事業に取り組む子会社として2015年に設立され、2018年6月期は売上高4億5200万円に対し、16億8600万円の最終赤字でした。ソウゾウが運営していたた「メルカリ カウル」「メルカリ メゾンズ」などは一部機能をメルカリ本体に移管した上でサービスを終了しています。

 クララオンラインは企業向けにITインフラなどを提供。メルカリは「IT とスポーツ領域において豊富な事業経験を有し、モビリティ事業に強みを持つ」と説明しています。

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メルチャリは福岡市で展開している

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