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米アダルトグッズメーカー、広告を拒否され地下鉄会社を訴訟へ 「ED治療薬の広告はOKなのになぜ」

性的な健康を目指す点はバイブレーターも同じなのに、男性向けのED治療薬だけ許されるのは性差別との主張。

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 アメリカの女性向けアダルトグッズメーカー「Dame」が、ニューヨーク地下鉄への広告掲出を性差別的な理由で拒否されたとして、MTA(ニューヨーク都市圏交通公社)を訴訟すると発表しました。「ED治療薬の広告はOKなのに、なぜバイブレーターはNGなのか」と主張しています。

YouTubeでもアピール

Dame広告 左が却下されたDameの広告、右は地下鉄で掲載されていたED治療薬メーカーの広告。男性向けだけが許可されているのは性差別との主張

 Dameは女性科学者が創業し、その観点から開発したアダルトグッズを手がける企業。2018年7月にMTAへ広告の掲載を希望し、9月に承認を得たといいます。

 その後、同社は上品でバランスのとれたキャンペーンを目指し、製品を「Toys,for sex」のキャッチコピーでシンプルに見せる広告を作成。同年11月に決定稿を提出してから3週間後、MTAに「最新ガイドラインに基づき、性的な企業の広告は認めない」と拒否されたそうです。これに対し同社は、「それならばなぜED治療薬の広告は許され、掲載されているのか」と、異を唱えました。


Dame広告 拒否された広告

ED広告 Dameが引き合いに出したED治療薬の広告。この露骨な表現が通るのに、なぜバイブレーターは却下されるのかと、不満に思うのもしかたないような

 さらに「バイブレーターは性機能に問題を抱える人の手ごろなソリューションとして医師に処方されている」と主張。「性的な健康」を掲げる広告において、男性向けは規制されず女性向けのみ規制されるのは性差別的だとコメントしました。訴訟にあたってはハッシュタグ「#DerailSexism」を設け、TwitterやInstagramで理解者を求めています。

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