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呉服店のポスター「ハーフの子を産みたい方に。」に批判殺到 「ご意見を真摯に受け止める」とコメント

「これまで着物にあまり関心を持たなかった方にも目を向けて頂きたいという意図」だったと説明しています。

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 着物販売を行う「銀座いせよし」は、サイト上に掲載されていたポスターにネット上で批判が殺到した件について、「これまで着物にあまり関心を持たなかった方にも目を向けて頂きたいという意図で制作したもの」とするコメントを発表しました。

 このポスターは2016年に掲載が始まったもの。サイト上では、「博報堂所属のコピーライターによる銀座いせよしのポスターが、東京コピーライターズクラブで新人賞に選ばれた」として、複数のパターンを紹介していました。いずれも着物をきた女性が佇む姿とともにキャッチコピーが添えられたデザインとなっています。

問題となったポスターの紹介ページ(Internet Archiveから)

 特に問題視されているのは「ハーフの子を産みたい方に。」と添えられた一枚で、Twitterではこのポスターを批判するツイートが1万8000回以上リツイート(記事執筆時点)されており、「神経を疑う」「人種差別」「ハーフだけでなく、日本人女性も侮辱している」などの声が上がっています。


特に問題視されたポスター

 また、その他のポスターにも「ナンパしてくる人は減る。ナンパしてくる人の年収は上がる。」「着物を着ると、扉が全て自動ドアになる」などのコピーが付いたポスターも非難の声を浴びることに。こうした批判意見はコピーライター、銀座いせよし、受賞させた東京コピーライターズクラブなどに向けられています。

他のポスターにも批判が

 銀座いせよしは批判ツイートが拡散し始めた後、サイトからポスターを削除。公式サイト上で、「2016年に掲出した弊社のポスターについて、様々なご意見を頂いております。これまで着物にあまり関心を持たなかった方にも目を向けて頂きたいという意図で制作したものでしたが、今回頂いたご意見を真摯に受け止め、今後の広報活動の参考にさせていただきます。なお、本ページの一部についても掲載を中止いたしましたことをお知らせいたします」とコメントしています。

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