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「他人の評価がそんなに大切かい?」 人の目を気にする青年が猫に自由を教えられる漫画が深い

しゃべる猫が自由な生き方への背中を押してくれる。

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 他人の目をずっと気にしてきた青年が、猫に自由に生きることを教えてもらう漫画が「深い」「予想外の展開」と人気を博しています。作者はフェルミ研究所(@denran1031)さん。

 主人公のケンジは子どものころから自分を押し殺し、他人の目を気にして勉強し、大企業に就職し、高級スーツを着ています。いつも誰かに笑われている気がしているケンジ。疲れて家に帰ると、しゃべる猫が待っており、ケンジを助けに来たと話します。猫のように自由になれたらいいのにというケンジに、猫は「他人の評価は千差万別」で「勝手に自分で想像して決めつけたり押し付けたりしてくる」のに、そんなに他人の評価が大事かと問いかけます。


しゃべる猫がケンジの背中を押してくれる

 猫が言うには、人生は「群れの中で自分を隠して生きる道」と「孤立するけど自分を出して生きる道」の2通り。後者では、孤立してもいつか本当の友達と出会えると語ります。例えば「メイド服で街を歩いている人」は、周囲に「何だあれ?」と思われても、自分の「着たい」を優先している。そしてはじめは孤立していても、いつかメイド服を着て歩いている同志と出会えるという猫の言葉に、ケンジは自分をさらけ出す決心をします。

 自由になったケンジは、すがすがしい表情で街を歩いていました――メイド服を着て。実はケンジは以前からメイド服が着たかったのです。街行く人に「ヤバ」と笑われながらも、本当の自分を楽しむケンジ。笑う人がいる一方で、握手を求めたり、一緒に写真を撮ったりと、支持してくれる人も。猫の言う通り「他人の評価なんて全部気まぐれ」とケンジは笑顔を見せ、そして猫はケンジが脱ぎ捨てた高級スーツを布団に昼寝しているのでした。


例え話だと思っていたメイド服がまさかの登場

 読者からは「いい話」「感動した」「泣ける」という感想のほか、“例え”として出てきたメイド服をケンジが着る意外な展開に「予想外」「ビックリした」という声も。猫がメイド服を例えに出したのはケンジの願望を見抜いていたからなんですね。鋭い!

 フェルミ研究所さんはYouTubeで漫画動画を投稿しており、この「人の目を気にしない猫の話」も音声つきで投稿されています。

人の目を気にしない猫の話

画像提供:フェルミ研究所(@denran1031)さん

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